いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ブルーベリーやんちゃ坊主に見得切らる

「宋ニ狙公トイフ者有リ」。漢文である。朝三暮四である。狙公って何者? はい、さるまわしのことです。さるまわしって? はい、さるをまわすんです。どうやって? はい、こうやってと言って皿回しの仕草をする。それって皿回しじゃないの? はい、そうです。大人はこうやって遊ぶんです。えっ?えっ?えっ? 

今日の授業のやりとりである。おもしろ過ぎます。反応がよすぎます。それでつい調子に乗って、大人がどうやって遊ぶ、だって? と突っ込むからいけない。教科書がなかなか先へ進まない。テスト範囲が終わらない。その結果、生徒に不利益が生じることは今回の中間テストで身にしみたはずなのに、この期に及んでまだ懲りない。

授業はおもしろいだけではいけない。反応がいいからと調子に乗ってはいけない。常に厳しく、常に緊張感を持って臨まなければいけない。張り詰めた緊張感の中で生徒は鍛えられ成長していくのであって、たるんだ空気の中では思考もたるんでしまう。生徒に厳しさを求めるのであれば、それ以上に自分に厳しくなければいけない。

その場にいるだけでぴりぴり緊張感が走る、これまではそういう人に憧れてきたが、それは、なろうと思ってなれるものでもない。やはり心の深いところに鍛え抜かれた信念(あるいは哲学)がなければいけないのだろう。残念ながら私にはそれがない。

あやめ湯(17:50)3→2人。7,412歩。

写真は、孫にへし折られた枝から新しい葉を出したブルーベリー。このブルーベリーの苗木は、今の家を購入したときに東京の不動産会社から記念にいただいたものだ。最初は一株だけだったが、ブルーベリーは二株一対で植えるものだと後で知り、地元のホームセンターからもう一株買ってきて隣に植えていた。その買ってきた方に、去年一粒だけど待望の実が成った。今年はいただいた方にも実が成るだろうと期待していただけに、今月上旬にやってきたやんちゃ坊主にしてやられたときはがっくり来たものだった。それが新しい葉をぷくりと開かせた。特に水遣りも何もせず放ったらかしにしていたのに…。自然の生命力ってすごいですね。(あ)

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