いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

西瓜を食い過ぎた

昨日東海地方の梅雨明けが発表された途端、早速今日は真夏の太陽がくわっと照りつけた。道を歩くにも自然に日陰を求めてしまう。仕事の帰り、直射日光を避けながら三島田町駅に向かって歩いていたら、孝行犬の墓がある円明寺の裏の路地でお婆さんに声をかけられた。「お暑いですねえ」。
見知らぬ人から声をかけられると何だか嬉しくなります。この前も楽寿園の向かいの道を歩いていたら、観光客風の二人組の女性に三島大社への行き方を尋ねられた。「この道をせせらぎ沿いにしばらく歩き、せせらぎが切れたところで道の向こうに鳥居が見えますから、その鳥居をくぐってください」と答える。滑らかに道案内ができたのは、あちこちの路地をいろいろ歩いて、どこに何があるか大体把握しているということもあるが、三島はせせらぎが四方八方流れているから区画にメリハリがあり、場所の説明がしやすいというのもあるかもしれない。
「ほんと、暑いですねえ」。見ると、お婆さん、日向の椅子に帽子も被らず腰掛けている。ちょうど太陽が真上にある時間だったから直射を遮るものがない。その先20メートルほどのところに御殿川の柳の日陰があるから、そっちへ行って休めばいいのに。しかし、そういう気配が全くない。私はここが好きなんだ、好きでここにいるんだ、日焼けした顔がそう語っていた。矍鑠(かくしゃく)として、多少のことには動じないたくましさを感じた。年を取るならこんな風に年を取りたいものだ。

昼食は家に帰ってから摂る。デザートはギンギンに冷えた西瓜。西瓜は、先日伊豆に来た大学の仲間に食ってもらおうと用意したのだったが、出しそびれてしまって、そのまま冷蔵庫に仕舞われてあった。来月、孫が狩野川の花火大会に来るので、それまで包丁を入れずにおこうと思って、そのことをカミさんに言ったら、孫を待たずに食べてしまった方がいいと言う。で、四分の一の大きさに切った西瓜をカレー皿に乗せて食った。甘い。旨い。田中山の西瓜にハズレはない。種も少なく食べやすい。一気に平らげたら、腹がパンパンに膨らんで動けなくなってしまった。調子に乗って食い過ぎた。昔はこれくらい平気だったんだけどなあ。残り四分の三。食い切るまでには後一週間はかかりそうだ。7,544歩。

写真は、職場から三島田町へ抜ける歩道沿いを流れる御殿川に憩うバイガモ。三島はこういうせせらぎがいたるところにあって、歩いていて気持ちいい。バイガモやお前は西瓜食えるかい(あ)
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