いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

サウナに入れず

伊豆長岡駅7:10発の三島行きに乗って通勤。この電車は、伊豆長岡駅からだと座れない。結構混むのだ。先週の金曜日、同じ電車に田京駅から乗ったが、その時はわずかに残されていた空席にうまい具合に座ることができた。大体のところ、田京駅で座席はほぼ埋まり、伊豆長岡駅で摑む吊革がなくなり、それ以降は一駅ごとに乗客が漸増し、大場駅で、肩にかけたバッグを腹の方に回さなければいけないくらいに膨れ上がる。大場駅は、駅から3km弱の丘陵に開発分譲住宅を抱えていて、そこから東京まで通勤する人も多い。因みに同じ電車で大場から三島まで行き、そこから新幹線に乗ると、東京へ着くのは8:47。大場駅発は7:21だから、所要時間は1時間半を切る。十分首都通勤圏内に入るのだ。しかも大きな富士山を部屋から眺められる。そう思って、25年前に購入を決めた人たちが今日も大場駅を利用する。そう、25年前、何を隠そう私も分譲住宅購入を前提に二三度現地に足を運んでいた。駅から若干遠いものの、抜群のロケーションに惚れ込んで、申し込みまで持っていったのだったが、抽選に回ってあえなく落選。それで、今の藤沢のマンションを購入したのだが、もしもあの時当選していたら、どんな運命になっていただろうか。こうして伊豆で生活するようになって、ふとそんなことを思ったりもする。それにしても、あの頃からずっと富士山に憧れ続け、偶然と執念が重なって、念願の富士山を望める家を持てたことに感慨深いものを感じないわけにはいかない。

このところ風邪気味だったこともあり、熱めの温泉に浸かりたくて長岡南浴場をずっと利用していた。今日はサウナに入りたくて、久々に温泉交流館に行く。ところが、今日に限ってスチーム故障とかでサウナの利用ができないという。残念至極。熱めの湯の浴槽に少し長めに浸かって額に汗が浮かぶのを待つ。と、サウナの故障を知らないのだろう、一人がサウナのドアを開けて中へ入っていった。すぐ出てくるものと思っていたが、これがなかなか出てこない。もしかして故障の処理が済んで使えるようになったのだろうか。そうも思ったが、やがてその人がサウナから出てきて、誰に言うともなくポツリ一言、全然熱くなかったよ。
浴室を出て着衣していたら、受付の人が脱衣所にやって来て、サウナが使えるようになりましたのでどうぞご利用ください、と言う。そう言われても、今更入り直す気にもならず、そのまま半額の弁当を買いにスーパーへ向かった。8,493歩。
写真は、民家の土台の石を抉るように流れる御殿川。熱くないサウナってどう朧月(あ)
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