いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

麺工房たいしという店

最近は、昼食をどこの店で摂ろうかと、あちこち覗き歩いている。今日は、三島広小路駅近くの「麺工房たいし」に入った。この店は三島市にあるのに「クラブいずのくに」に加盟しており、以前からマークしていた店だった。

三島駅前の楽寿園から鯉が泳ぐ堀に沿って三島広小路駅まで歩く。途中、大きな錦鯉が腹を上にして浮かんでいた。至るところに川のせせらぎがあるのを売りにしている三島市だが、今日歩いた水辺は、これまで川だとばかり思っていたが、実は水路に見立てた堀だった。鯉の死骸が浮かんでいるのを見て分かった。第一、水が流れていない。濁って淀んでいる。これじゃどぶ川だ。せせらぎだなんて、ちゃんちゃらおかしい。
三島広小路に出て、踏切の大通りを沼津方面に3分ほど歩いたビルの2階にその店はあった。雑居ビル風の階段を上がると、何やらぼったくりバーみたいな怪しげな木製のドアがあって、一瞬身構えた。これが夜だったら絶対引き返していただろうと思われるような構えである。クラブいずのくにの加盟店だと知っていたからドアを開けたようなもので、そうでなかったら入らなかったかもしれないなあ。
店に入ってまず飛び込んできたのが、林立した日本酒の一升瓶。そう、この店は昼は「麺工房たいし」だが、夜は「THAすすきの」という居酒屋に変身するのだ。そういえば、ドアの作りも含めて全体的な装飾はまさに居酒屋。昼だが、ちょいと一杯やりたくなってしまいそうな雰囲気だ。ご主人は札幌のすすきので30年ほどラーメン屋を営んでいた方だそうで、それで看板にすすきのの名を付けたという。「麺工房たいし」の方は、あのクラーク博士の「少年よ大志を抱け」から取ったそうだ。
船室の小窓のような窓際のテーブルを勧められ、出されたメニュー表からスープカレーを選ぶ。500円。メニュー表にはワンコインメニューとして、他に「サーモンとイクラの親子丼」「真イカのつけ丼」「ホッケソースかつ丼」なんてのもある。これらすべて500円というのだから嬉しいねえ。客層は30代中心といったところか。中には、医療関係の仕事をされている方なのだろうか、その白衣のままの姿の客もいて、なかなか面白い店でした。肝心の味はといえば、私好みのスパイスで、面白いメニューも盛りだくさんだし、もう一度行ってみたいと思わせる店でした。8,471歩。スパイスの辛さほどよし梅雨晴れ間(あ)
f:id:jijiro:20140611043051j:plain