いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

大学の仲間

大学4年のとき、たった1年間だけだったが、体育連合会本部役員として一緒に過ごした仲間が伊豆にやってきた。

今日来る連中に「なめろう」を食わしてやろうと思って、新鮮な鯵を仕入れるのに内浦漁港の直売所に出かける。内浦漁港は三津シーパラダイスの手前にあり、バイクを10分走らせれば着く。そこでは沖のいけすで鯵を養殖していて、その鯵を干物にして販売しているのだが、鮮魚を扱っているかどうかまでは確かめていなかった。扱っていたらラッキー、くらいな気持ちで出かけたが、残念ながら鮮魚は扱っていなかった。そこで、帰りに魚屋に寄って4尾買い求める。
鯵を一旦家の冷蔵庫に仕舞い、今度は田中山の西瓜を食わしてやろうと「まごころ市場」に向かう。この前、孫が来たときに小玉西瓜を買った市場である。行ったら、ちょうどFMいずのくにのスタッフが市場の人にインタビューをしているところだった。テレビだと、インタビューをする人の他に、カメラを回す人、音を拾う人、コードを持つ人などがいて、その周りに人だかりができたりするのだが、FM局の場合だと、マイクを持ったインタビュアーだけだから、買い物客の動きを乱すことはない。普段の市場の買い物風景の隅っこに別の景色が少し描き加わった、そんな程度だ。店内に入って鍋に入れる野菜と網で焼く野菜をカゴに入れ、もう一度外に出て西瓜を買う。大玉1100円。
午後5時過ぎ、一行が到着した。車はワンボックスの8人乗りと聞いていたが、前後に少し長いだけで車高は思っていたより低く、家の車庫に難なく収まった。少し休んでから食料の買い出しに出かける。露天風呂に誘ったが、風呂はいらん、ともかく宴会だ、早く飲もうということになって、酒のつまみを買い込み、反射炉ビール(地ビール)を1ケース積んで家に戻る。早速、囲炉裏に炭をおこし、鍋を掛ける。鍋は定番のせんべい汁。袋には賞味期限が平成26年3月とあったが、そんなものに頓着する輩ではない。いちいち気にしていたら生きていられないとばかりに、おかわり、おかわり、お玉が休まることなくあっという間に鍋を平らげてしまった。飲んで、食って、昔話に花を咲かせ、しばしメンバー全員の息災を噛み締めたことだった。2,409歩。
写真は、甘夏のしぼり汁を垂らしたなめろう。思いのほか気に入ってくれて何よりでした。甘夏の顔を立てたる隠し味(あ)
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