いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ナメクジの出す音

東海地方は4日(水)に梅雨入りし、昨日今日と雨が降り続いている。台所の流しではナメクジが、梅雨入りを待っていたかのように這い出してきた。昨日の夕方、台所の方からサリサリと微かな音がするので、なんだろうと思って音の源を探ってみたら、それが3センチほどの大きさのナメクジだった。立てかけてあったまな板の裏にいた。ナメクジは夜行性で、歯舌というざらざらの舌で木の葉を削るようにして食べるのだそうだ。噂によるとナメクジは鳴くとのことだが、これは単なる噂らしい。しかし、このサリサリという音は、聞きようによっては鳴いているようにも聞こえる。ナメクジは鳴く、と言われれば、それは私も聞いたことがあると言ってしまうかもしれない。また、ナメクジは雌雄同体で、ビールが大好物なのだとか。これはかなり怪しい気もするが、ナメクジが現れたときには、実際、流しの袖の籠にビールの空き缶を洗わないまま置いてあった。そのニオイに誘われて出てきたと言えなくもないが、しかし、それなら直接ビールの空き缶を舐めまわすでしょう。まな板には行かないでしょう。ヘビを溶かすという話に至っては噴飯もいいところ。どうもこの説はSTAP細胞以上に怪しい。

今朝は、一時雨が上がりそうな気配を見せ、おっ、これは自転車で行けるかと思わせたが、そうは問屋が卸さない。降り止んだのは歯を磨いている一瞬だけで、口をゆすいで顔を上げたら雨はしっかり降っていた。昨日の修繕で大量に出た燃えるゴミを45Lの袋に詰めて田京駅に向かう。駅までの道にはゴミ収集所が一箇所あるのだが、これが家から結構遠い。寺の急坂を下り切り、駿豆線の踏切を渡り、旧下田街道を100メートルほど駅に進んだところにある。歩いて15分ほど。その間ずっとゴミ袋をぶら下げたままである。途中、傘を差しながら散歩している老夫婦らしき二人とすれ違い、挨拶をしたが、どこのゴミ収集所へ持って行くつもりなんだろうという怪訝の目で見られたような気がした。
三島駅で電車を降りたら雨は止んでいた。職場のビルの7階に上がると西に青空も覗いている。窓を開けると涼やかな風が入ってきた。これで今日の雨は上がりかと思いきや、講義から戻ったら再び降り出した雨が庇のない窓から吹き込んで、窓際がびしょ濡れになっていた。昼過ぎに職場のビルを出る頃には土砂降りで、辻堂に着いても雨脚は弱まることはなかった。いよいよ本格的な梅雨突入である。7,262歩。
写真は、職場のビル。三島駅北口の真ん前にある。ナメクジのてらてら残す生きる道(あ)
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