いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

歯の治療に2時間

先週に引き続き茅ヶ崎の歯医者で治療。今日は治療時間に、なんと2時間も費やした。

実は、私は左上顎犬歯が欠損している。小学生の頃、ごろた石の浜辺で近所の鼻垂れ小僧たちと遊んでいるときに、何かしらの加減で顔面めがけて石が飛んできた。その石つぶてが、ちょうど生え変わったばかりの犬歯に命中し、歯がポロリと取れてしまったのだ。親にはそのことは言わなかった。いや、言えなかった。高額な治療費が家計を圧迫する虞れがあることを、子ども心にも案じたのかもしれない。あるいは、これくらい大したことはないと強がっていたのかもしれない。ともあれ、以来、ずっと欠損のまま学生時代を過ごし、就職してもなお放置されたままになっていた。
そして、住所を横須賀から平塚に移し、職場も茅ヶ崎に転じて自転車通勤を始めた頃、職場の同僚から今の歯医者を紹介してもらい、そこでようやく二十余年ぶりに犬歯が蘇ったのだった。ただし、蘇ったとはいえ義歯に変わりなく、これを両脇の歯にブリッジをかけて固定していた。そうしたら、先月、その義歯の隣の歯に虫歯が見つかり、そこを治療するためにブリッジを一旦切断しなければならなくなった。それで今回の2週連続の長時間治療となった次第。
歯の治療のために、伊豆から茅ヶ崎までやって来るのもなかなか大変ではあるが、三十年来の継続治療からくる信頼度は何物にも代え難く、こうして今も通い続けている。HbA1cの値を気にしてくれたり、検査前に食べるといいよと、それ用のレトルト食品をいただいたり、こちらも庭の柚子を土産に持って行ったりといった付き合いをしてもらっていて、今回は私一人の治療のために2時間もの時間を用意してくれた。本当にありがたいことだと思っている。5,124歩。
写真は、ミニトマトを植えた菜園。伸び放題に放っておいた奥の春菊が花をつけ出した。そろそろここも刈り取って、胡瓜でも植えてみようか。風薫る伊豆も三島も茅ヶ崎も(あ)
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