いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

伊豆の雪霰

秦野へ出勤。昨夕、伊豆に雪霰が降った。今朝の道路の凍結が心配だったが、自転車で家を飛び出す時には既に乾いていた。これが秦野に着いたら一面の銀世界。すっぽり雪化粧に覆われた丹沢の上に透き通るような青空が広がり、その凛とした朝の寒気に身の引き締まる思いがした。

帰りは職場のある丘の上から、丘の下を走る東名インターに繋がる大きな道まで歩いてみた。残務処理にもたついていたら、1時間に1本の二宮行きのバスを逃してしまったのです。いつものように秦野駅まで歩いてもよかったが、今日は伊豆ではなく藤沢に戻るつもりでいたので、そうなると小田急線は意外と不便。海老名駅相鉄線に乗り換え、更に大和駅でまた小田急線に乗り換えるのが距離的には一番短いが、運賃は700円もする。相模大野駅経由だと運賃は520円だが距離は伸びる。どうも小田急を使って藤沢に出るのは勝手が悪い。
そこで、折角の雪景色だし、雑木林の斑雪を楽しみながら歩くのもいいかなと思った。時折、街路樹の枝から、手で千切った綿菓子のような雪塊が落ちてくる。3月に降る名残雪ほどの水分は含んでいない。舞うという感じでもない。もう少し枝で踏ん張っていたいが、風に吹かれてふわっと浮いてしまった、そんな感じの落ち方である。こういう雪を何と呼ぶのだろう。新沼謙治の「津軽恋女」には7つの雪が出てくる。♪降りつもる雪雪雪また雪よ 津軽には七つの雪が降るとか こな雪つぶ雪わた雪ざらめ雪みず雪かた雪春待つ氷♪ 秦野に降った雪は、そのどれでもないなあ。
下の広い道に出ると、二宮行きのバスの系統が1本増える。1時間ばかり歩くつもりでいたが、ちょうど手頃な時刻のバスがあったので、そのバスに乗って二宮駅へ出た。14,523歩。湯上りの髪の色濃き雪霰(あ)
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