いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

三島から秦野へ

昨日作成した問題を三島の職場でプリントアウトし、三島での講義を終わらせてから、そのプリントを秦野まで運んで印刷する。同じことを先週の金曜日にやっておけば、そのまま藤沢に帰ることができたのだが、一太郎の入ったパソコンを独占したかったし、その日のうちに印刷までこぎつける自信がなかった。その日に印刷が間に合わないならば家で作った方がいい。その方が周囲に気がねする必要がないし、たっぷり時間をかけられる。そう思って、今日のような仕儀となった。交通費は余分にかかるが、こればかりは仕方がない。そして、もちろん、今日の分は時間給に含まれない。

三島駅からは、二宮駅発12:10の秦野駅行きのバスにぎりぎり間に合う電車に乗る。前回は眠りこけて乗り越してしまったから、今回は眠らないように必死に堪えた。ただ、何かしらのトラブルで東海道線が遅れた場合、小田原駅小田急線に乗り換えることもあり得ると考えて、切符は小田原までのを買った。買ってから気づいた。そうか、二宮駅で降りるときに乗り越し精算をしなけれないけないんだった。電車は二宮駅に12:07に着く。バスの発車まで3分しかない。そのバスに乗らないと、次のバスまで1時間待たなければならない。駅に着いてドアが開いたらホーム階段を駆け上がり、改札で精算を終えたらバス乗り場までダッシュする覚悟で、買った切符とSuicaカードを握りしめてドアの前に立つ。まるで逃げ切り先行を狙う競走馬が鼻息荒くゲートが開くのを待っているようで、我ながら滑稽だったが、背に腹は変えられない。少しの努力を惜しんだがために1時間を空費するのは堪え難い。時間は只ではない。
電車が二宮駅に到着し、ドアが開いた。しめた、エスカレーターの近くだ。ダッシュしてエスカレーターを先頭で駆け上がる。改札近くに自動精算機が見える。よし、と思って切符を入れようとしたが、切符の差し込み口がない。一歩離れて改めて見たら、それはSuicaカードのチャージ専用機だった。急いで自動改札横の窓から駅員に声をかけて精算してもらう。この精算の仕方が何ともまどろっこい。おもむろに電卓を机の上に出して乗り越し額を弾く。打ち間違えたとみえて最初からやり直す。180円になります、と言われてSuicaカードを渡す。カードを機械に読み込ませるのに、ここでまた時間をロス。しまった、現金を渡せばよかった。時間にすればほんの数秒の差なのだが、テンパっている身にはその数秒がものすごく長く感じる。精算を済ませバス乗り場へ。バスは私を待っていてくれたかのように、席へ座るなりエンジンがかかった。ふうっ、間に合った。途端に汗がどっと吹き出した。7,753歩。
写真は、石名坂の煙突の背後に湧き立つ入道雲。昨日、散歩した引地川沿いの遊歩道から撮った。気負わずにゆるりゆるりと雲の峰(あ)
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