いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

鵺踊り

  • 強い風が朝から晩まで吹き荒れた。今日は月に一度の検診の日。前回はその場で結果を知ることができたが、今回は採血して直ぐに診察室に呼ばれ、結果は一ヶ月後と言われた。結果が直ぐ分かるとばかり思っていたし、結果を見ないまま処方箋が出されるのも何だか釈然としない。分かったのは、同じ薬をまた一ヶ月飲み続けなければいけないということだけ。
病院から、久々に千本浜へ行ってみることにした。病院の前の道を道なりに西へ向かえば千本浜に着くはずだと大体の見当をつけてバイクに跨る。一箇所曲がる交差点を間違えたが、大きくロスすることなく千本浜に到着した。広大な松林の向こうに愛鷹山を置いて、その背後に富士山が顔を覗かせる。若山牧水がこよなく愛した沼津の富士だ。防波堤に上がってみると、三角波を立てて荒れ狂う駿河湾が広がっていた。強風なんて生やさしいもんじゃない。突風です。突風が、立っている全てのものをなぎ倒さんとばかりに吹き荒れている。台風並みの風速だ。いい形の流木があったらもらっていこうと思っていたが、とんでもはっぷん、歩いてひゃっぷん、とても浜に下りて行ける状況ではなかった。
午後3時半に「鵺(ぬえ)払い祭」を見に行く。鵺払いとは伊豆長岡に伝わる伝統芸能で、頭が猿、胴が虎、尻尾が蛇という妖怪・鵺が、夜な夜な宮中に現れて災いをもたらすので、弓の名手である源頼政が退治したという故事に依る。地元の中学生が、それぞれ鵺、武士、神官、村人に扮して厄払いの舞を舞う。今年で49回目になるとのことで、着ぐるみのあちこちに綻びが目立ってきたからと、演舞の後に寄附を募っていた。最後に無病息災の紅白餅を地元の芸妓が撒いたが、私は運良く紅白2個の餅をもらうことができた。今年も無病息災ということで。2,476歩。寒風を切って芸妓の餅を撒く(あ)
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