いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

正月の飾りは四手に囲まれて(あ)

【きょうの一枚】正月飾り捨て場

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 午前8時半から、地域の重鎮のご指導のもと、正月飾りの捨て場を設置する。
 本来なら、正月飾りは「どんど焼き」で燃やし、枝の先にくっつけた餅を焼いてその年の無病息災を祈る。が、どんど焼きは去年中止となり、今年も早々と中止が決まった。子どもたちはさぞかし寂しい思いをしているかと思いきや、意外にそうでもない。ぬくぬく炬燵に入ってスマホをいじれば、今の正月は退屈しないのである。
 正月飾りの捨て場は、北を正面とする。重鎮は方位磁石でその方向を確かめ、四隅に杭を立てる。そして、これで打ち込めと言って、家から持ってきた木槌を私に差し出す。ハンマーだと杭が割れるとのこと。なかなか年季の入った木槌で、とても打ちやすかった。
 杭を打ち終えると、今度は四辺に荒縄を張る。荒縄には四手(しで)という紙飾りをぶら下げる。四手は「紙垂」とも書く。一辺に4本の紙垂を垂らすから四手という。3本でも5本でもいけない。きっかり4本でないといけない。と、これは重鎮から教わった。なるほど、勉強になります。
 その昔、四手は親父が夜鍋に半紙を折り切りして作っていた。昔はみなそういうふうに自前で用意したのだろう。当時は、当たり前のようにサクッと作ってしまうところに大黒柱としての威厳が現れていたように思う。今はホームセンターに行けば簡単に手に入るけど、手作りと出来合いのものでは重みが違う。ああ、あのとき作り方を教えてもらえばよかった。


【書】「好羞」こうしゅう(No.936)

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 「おいしい食べ物。ごちそう。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「好」は、女と子とで、女性が子をいつくしむ意、ひいて「このむ」「よい」意を表す。
 「羞」は、羊と、音を表す丑(ちゅう=「しゅう」は変化した音。さし出す意→授)とで犠牲の羊を宗廟にそなえる意、ひいて「すすめる」意を表す。借りて「はじる」意に用いる。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 58(No.378)

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 迷亭先生がやってきて、勝手知ったる我が家のごとく苦沙弥先生宅の風呂場で水浴びをする。
 そして、屋根の瓦で玉子のフライをしてみた話や、「ハーキュリス(ヘラクレス)の牛」の話を細君にしたり、来るときに勝手に頼んだ出前蕎麦を食ったりする。まったくやりたい放題である。でも、この人の存在があればこその『吾輩は猫である』の面白さではあるが。
 蕎麦の食い方を講釈するくだんは、まさに江戸っ子のそれだ。私は、どちらかといえば、刻みネギとワサビをたっぷりかき混ぜた汁に、蕎麦をこれでもかと入れて啜るのが好きだ。江戸っ子風の食い方は気取り過ぎて「けの汁」派の私に馴染まない。
 今回はすべて「Gガッシュ」で描いている。 


【タイムラプス】1月7日(金)7:14〜8:14の伊豆長岡の空。29秒。

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【新型コロナ】1/7(金)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→4,478(前週同曜日比 +3,964)
重症者数→51(前日比 +2)
累計死亡者数→18,398(前日比 +1)