いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫がデッキで

伊豆から小田原まで孫を迎えに行く。カミさんとは小田原で合流。

伊豆長岡の100円ショップで孫におもちゃを選ばせる。下の孫娘はさっさと紙粘土を選んだが、上の孫はなかなか決まらない。商品を手に取っては戻し手に取っては戻しを繰り返し、最終的に選んだのはハンカチマジックのセット。どうやら100円ショップには欲しいおもちゃがなかったみたい。だんだん目が肥えてきて、100円ショップに置いてあるおもちゃでは満足できなくなっているようだ。買いたいものがなければ無理して買わなくてもいいんだよ、と声をかけるが、孫なりに、特に欲しいものがなくても買わなくては損だという計算が働くらしい。それにしてもハンカチマジックの箱を手にしたのは意外だったなあ。発表会ごっこをして遊ぶのが好きだから、マジックショーのステージに立っている自分の姿を思い浮かべたのかもしれない。

木製デッキのことは孫たちが気づくまで披露しないでいた。びっくり度倍増作戦である。今夜は望遠鏡でお月さんを見るからね、と言ったら、孫娘が直ぐさま反応し、たたたと階段を上りだした。2階にドラえもんの望遠鏡があることを知っているのである。前回来た時に、望遠鏡で富士山の頂上や伊豆長岡の家並を眺めていて、遠くの景色がすぐ近くに見えることに驚いたりしていた。2階から、うわ、凄い、お兄ちゃん、来て来てという声が聞こえた。その声で上の孫も2階に上る。作戦大成功、しめしめとほくそ笑みながら私も後を追う。二人は木製デッキに出て跳んだりはねたりはしゃぐことこの上ない。それくらいではびくともしないデッキの出来栄えに大いなる満足を覚える。私の背後からカミさんが、広いね、と一言。それだけかい。まぁ素敵ね、くらい言っても罰は当たるまいに。

孫たちの遠慮ない歓声が防災無線のように周辺に響き渡る。リフォーム中の隣の主人に「こんにちは、いつまで家のお掃除しているんですか?」と声をかける。もう一つ向こうの隣の2階で、干した蒲団を仕舞いこんでいる奥さんにも「こんにちは、いつまで伊豆にいるんですか?」と声をかける。あの人は、ずっとここに住んでいる人だと知らせると、「こんにちは、いつから伊豆にいるんですか?」と言い直す。上の孫が言い下の孫娘が復唱するから、向こうからすれば同じことに二度受け答えしなければならない。全くはた迷惑な人騒がせなことである。カミさんはいつの間にか階下に姿を消していた。孫たちのテンションは、そのまま夕食で囲炉裏を囲み、望遠鏡で月のクレーターを見て寝るまで下がることはなかった。7,348歩。望遠鏡アイソン彗星間に合わず(あ)

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