いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫の背に五月晴れあり希望あり(あ)

連日の草むしり。今日で終わるかと思っていたら終わらなかった。明日残りをやる。

カミさんが午後5時少し前に伊豆に到着した。孫の夕飯をカミさんに頼んで自治会の寄り合いに出かける。

私が「行ってきます」と言うと、孫が「行ってらっしゃい」と応える。世間ではごく普通のありきたりなやりとりなのだが、実は、私はカミさんと一緒になってこのかた、カミさんに「行ってきます」と言ったことがない。カミさんのほうも「行ってらっしゃい」と言ったことがない。孫には「行ってきます」と素直に言えるのに、カミさんには言えない。そんな夫婦を40年もやっている。

 

【今日の一枚】布団たたきを遮る孫娘。

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干した布団をたたいて部屋に仕舞おうとしたら孫娘が、「あたし、やる」と言って、布団たたきを持ってデッキに出た。てっきり布団をたたくものとばかり思っていたら、枕をたたいて終わり。枕はたたくといい音が出るからね。

「しょうがない、どら、貸せ」と言って布団たたきを奪って、布団をたたく。刻むリズムはクイーンの名曲「ウィー・ウィル・ロック・ユー」で、三拍子目に強くたたく。それが面白いと言って、孫娘は私から布団たたきを奪い返すが、すぐまた手が止まる。孫娘は、いろんなことを面白がってやるが、面白くなくなるとすぐにやめる。そういう点では、きわめて単純明快。

再び布団たたきを手にした私が残りの布団をたたこうとしたら、なんと、孫娘は布団に馬乗りになってそれを阻止しやがった。なんて奴だ。私の邪魔をしたくて仕方がないらしい。朝から晩まで万事これだから、ほんと、孫の世話は疲れる。

一体いつまでいるつもりなんだ、さっさと学校再開してくれないか。なのだが、伊豆の国市教育委員会は新たに臨時休校を5/31(日)までと決めた。小田原の小中学校がどうなるかはまだこっちに伝わってこないが、おそらく足並みを揃えることになるのではないか。となると、こちらの孫の世話ももれなく延期ということになる。ぞっとする。

小さなお子さんを持つ共働きの親は大変だ。コロナ禍で仕事が減り収入も減るのに生活費は減らない。給食がないから逆に食費は嵩(かさ)む。これから夏場に向かってエアコンが必要になったりすると、その光熱費も馬鹿にならない。

その昔、植木等がこんな歌を歌ってたっけ。

♪ぜにのないやつぁ 俺んとこへ来い 俺もないけど 心配すんな 見ろよ青い空 白い雲 そのうちなんとかなるだろう♪

無責任きわまりない歌だが、そんな歌が流行っていた時代もあったんですねえ。と、その時代を生き抜いた人は懐かしがったりするが、それは「そのうちなんとかなるだろう」という高度成長期の右肩上がりの展望があったから。今は、「なんともならない」という閉塞感が充満している。少年よ大志を抱けと煽(あお)っても、少年は大志を抱けない。そんな時代に若者は生きている。

それにしても、雲ひとつない「見ろよ青い空」である。そんな五月晴れの空のもと、無邪気にはしゃぐ孫娘を見ていると、コロナ禍による閉塞感も「そのうちなんとかなるだろう」と思ってしまう。不自由を強いられる日々が続くけれど、孫娘よ、希望を捨てるなよ。今の辛抱に耐えて行こう。やがて、そんな時代もあったねと過去を振り返る日が必ず来るから。

 

【タイムラプス】4月30日(木)5:34〜7:43の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222785701813318/?d=n

今日もいたずらをされた。動画の20秒あたりに撮影を遮(さえぎ)る手の影が映っているが、一瞬だし、顔は映っていなかったので、カットしないことにした。