いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

時の日や砂落つるのみ砂時計(あ)

 今日6/10は「時の記念日」。

 この4月から仕事がなくなって、朝からずっと家で「新しい生活」をしている。

 最初は、よほど時間を持て余すのではないかと思ったが、まったくその逆。時間がいくらあっても足りない。

 碁敵と碁を打ってるわけでもなく、釣りに出かけるわけでもないのに、時間が足りないという気持ちが常につきまとう。

 理由は判っている。「公募ガイド」のせいだ。ここで懸賞金稼ぎに目覚めてから、俄然、生活に潤いが出てきた。応募する作品を仕上げるのに躍起になっているのである。

 生きていること自体が作品のネタになるから、やることなすこと楽しくて仕方がない。応募締切が近づくと、早く完成させなきゃと気を揉んだりして落ち着かないが、それすらも楽しい。

 というわけで近頃は、寝ても覚めても湯に浸かっても、頭は常に「公募ガイド」に占領されているありさまです。

 そんな調子だから、今日が「時の記念日」だなんて、日めくりカレンダーをめくるまで知りませんでした。

 昔から「時は金なり」というけれど、私のこの貴重な「時」は、一体いつ金になってくれるのでしょうか。

 

【今日の一枚】掃除当番グッズ。

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 ゴミ集積所の掃除当番が回ってきた。秋にもう1回当番が回ってくる。年2回だから、大した手間ではない。夕方に見回って、汚れていたらちょこっと掃除するだけ。みなさん、きれいに使ってくれるから助かります。


【書】「翌朝」よくあさ・よくちょう(No.725)

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 「翌日の朝。」(『大辞泉』)
 「翌」の甲骨文が面白く、書いてみる気になった。が、「翌」を使う二字熟語が、いつもの『旺文社漢字典』だと「翌檜(あすなろ)しか載ってない。それで、「朝」と組み合わせてみた。
 辞書を変えて『大辞泉』で意味を調べてみると「翌朝」は「翌日の朝」だって。なんだ、そのまんまじゃん。辞書で言葉の意味を説明するのに、見出しにある字を使うのは反則としたものでしょう。でも、この手の基礎語は、辞書だって、そう説明するしかないよね。
 さらに辞書を変えて『大辞林』に当たったら、こっちは「その日の次の日の朝」とある。似たり寄ったりですね。辞書を編集する苦労をテーマにした三浦しおん著『舟を編む』(アニメ化も実写化もされた)ではないけれど、辞書の意味を考えるのって、なかなか大変。

 

【ディジタル画】谷川俊太郎(No.169)

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 朝日新聞DIGITAL「谷川俊太郎さん『五輪の詩は書けない』感じた大会変質」に触れて、谷川俊太郎さんを描いて見ようと思った。
 記事でインタビュアーは谷川さんに訊いている。「谷川さんは前回64年の大会で、市川崑監督の記録映画『東京オリンピック』の脚本を担当されました。現状をどう見ていますか」。
 それに対して谷川さんは、「簡単にいうと、五輪の詩というものは失われたと思います。五輪の詩を書くことに対して64年の当時から批判はもちろんあったのですが、五輪の精神が人間を豊かに美しくしていたというのがありました。だけど今、五輪の詩を書いてくれと言われても、僕は書けないですね。パロディーとか批判的な詩なら良いのだけれども、スポーツとはそういうものではないと思うからね」と応じている。
 さすが、今年90歳を迎えるという詩人のおっしゃることは違う。社会に向ける鋭い眼差しと、放たれることば一つひとつにずしりとした重みを感じます。改めて、すごい人だなと思います。
 畏敬の念をこめて描きました。いつも首からぶら下げるトレードマークのメガネは描きませんでした。これで約2時間。


【タイムラプス】6月10日(木)7:19〜9:31の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10226401661010038/?d=n


【新型コロナ】6/10(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→2,241(前週同曜日比 −794)
重症者数→1,055(前日比 −44)
累計死亡者数→13,854(前日比 +96)