いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

自治会の三役受けて雪柳(あ)

午後7時過ぎ、横浜の呑兵衛ランナーがやって来た。

彼は先月10日にも伊豆を訪ねて来ている。忙しいマラソンシーズンの間隙を縫って会いに来てくれたのだったが、そのときこんな話があった。

現在レッスンを受けているネット英会話教室の先生(フィリピン人の女性)が、3/4から3/10まで一週間ほど友人と一緒に来日することになった。その先生は私の家に非常に興味を持っていて、ついては3/6に連れて行きたいが構わないか。

構わないも何も、どうぞいらしてくださいと快く受けて、今日を楽しみに待っていた。

そのネット英会話レッスンには、呑兵衛ランナーが伊豆へ遊びに来たときに私もちょくちょくゲスト出演していた。出演と言っても、大体が呑んでほぼ出来あがった頃合いなものだから、いい加減なことばかり言っていたように思う。

そのゲスト出演のときに彼は私のことを英会話先生に紹介し、私がコックローチとスパイダーをフレンズとしてウッドバーニングストーブにあたりながらアローン暮らしをしているオールドマン、と紹介したものだから、そのイメージが彼女の頭の中で増殖されたのだろう。それで、来日の暁にはぜひ私の家を訪ねてみたいということになったらしい。

前もって午後6時頃には着くとの連絡があり、では一二三荘に行くのをやめて、海老芋の煮転がしでも作ってやれと芋の皮を剥き出した。そう、今回の煮転がしは里芋ではなく海老芋。海老芋は京芋ともいい、関西のお節料理に使われるという。

海老芋の煮転がしは高級料亭にも出される由だが、別に高級だからフィリピンから来る人に食べさせようと思ったわけではなく、先日、今日のために「まごころ市場」へ野菜の買い出しに行ったら、たまたま里芋が売り切れていて、それで、隣にたくさん残っていた海老芋を買って来たというだけの話。

海老芋と里芋はどこが違うかというと、包丁で皮をむく段階で感じたのは、粘り気があるのが里芋で、ないのが海老芋だということ。また、固さは海老芋の方が心持ち固いといったところかな。食ってみての食感は、今回もまた煮込みすぎちゃったのでよく判らない。ほとんど同じとみてよいか。

呑兵衛ランナー一向は、午後7時過ぎにやって来た。ウェルカムでフィリピンのお二人を家の中に案内したら、英会話先生がいきなりスニーカーのまま囲炉裏の横のソファに腰掛けようとしたので、プリーズ テイクオフ シューズだよと、優しく教えてやった。まあ、土足でも構わないほどのぼろ家ではあるけれど、一応はね、日本の家屋は靴を脱いで上がるしきたりだということを教えてやらなくちゃいけませんから。

ワイワイガヤガヤ、どんちゃんどんちゃん、生の英会話が飛び交う囲炉裏端のアルコホール飲み放題レッスンを終えたのは、さて、何時だったろうか。ごめん、覚えてない。

 

【今日の一枚】庭のユキヤナギ(雪柳)。

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百日紅の下に小さな五弁の愛らしい花を連ねる。最初の頃は百日紅を重んじ過ぎて雪柳を邪険に剪定していたが、最近は、風にゆさゆさ揺れる様子が柳枝のそれに似て、少しく気に入っている。

 

【書】「滝(瀧)」ロウ・リョウ・ソウ・たき・はやせ(No.409)

▼甲骨文

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▼金文は無し。

形声。もとの字は瀧に作り、音符は龍(りょう=竜)。[説文]十一上に「雨瀧瀧(ろうろう)たるなり」とあり、雨の降るさまとするが、急流の水、「はやせ(川の流れの浅くて早いところ)」であるとする説がある。[万葉集]では、「雨零(ふ)れば瀧(たぎ)つ山川」(2308)、「春雨零(ふ)りて瀧(たぎ)つ瀬の音を」(1878)のように、水が激しく流れることをいう。国語では「たき」の意味に用いる。いまいう滝は、古くは垂水(たるみ)といった。<『常用字解』より>

 

【タイムラプス】3月6日(金)5:45〜7:07の伊豆長岡の空。

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