いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

水温む看板の字はこれでよし(あ)

公立高校入試初日。3年部の先生方を中心に受験校まで生徒を引率する。

去年は、別の高校を受験するはずなのになぜか友達の受験する高校へ一緒について行ってしまい、慌てて東海道線の三島から沼津まで走って受験したという子がいた由だが、今年はそういうトラブルもなく、無事に初日を終えたみたい。

あってもせいぜい、集合場所の田京駅で切符を買っている間に同じ高校を受験する仲間とはぐれてしまったという程度のもので、それもすぐその後で合流したというから、去年の韋駄天に比べれば大したことはない。

それにしても、あんな小さなローカル駅ではぐれるなんてあり得ないんだが。でも、ど緊張の受験生にはあり得ないこともあり得るんですね。かの駅は上りと下りのホームが一緒のこともあるから、上り電車のつもりで下り電車に乗ってしまったのかもしれないな。でも、何より無事に合流できてよかったよかった。

受験生を引率した先生方が続々戻ってきて、無事受験会場に入ったことを報告する。それと入れ替わるようにして1年部、2年部の担任の先生方は家庭訪問に出発する。そして、午前の部の訪問を終え、仕出し弁当の昼食を摂っているところへ、今回の高校入試の合格発表に関するニュースが飛び込んできた。

「静岡県教委は(中略)合格発表について、新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため、受験校での掲示を中止する方針を固めた。受験生の中学を通じ合格通知書を配布して発表とする」。

例年は、合格者の受験番号を各高校で掲示するが、「合否の確認に受験生が多数詰めかけることが予想されるため中止の判断をした」という。「県のウェブページへの掲載もアクセスの集中が懸念されるため行わない」、だと。さらに、「個々の受験生への通知方法は各中学校の判断に委ねるが」と、中学校側に丸投げされた。さて、うちの中学校はどう対応するのだろう。電話で「あなたは合格」「あなたは不合格」と連絡するのだろうか。となれば、不合格を通知しなくてはいけない担任は辛いだろうな。

 

【今日の一枚】看板「栄光の軌跡」。

f:id:jijiro:20200305191037j:image

昨日頼まれて書いた字が、こんな立派な看板に仕上がった。とても端材を使ったとは思えない。これは糸鋸を使って字を切り抜いた技術の先生の技量の賜物ですな。

最初は隷書体で書いてみたが、それだと一字を形作るパーツがくっつかない。で、ノートパソコンのワープロから手頃なフォントを探し出し、それを参照して書き直した。平仮名の「の」の大きさを、漢字より気持ち小さくして全体のバランスをとってみたがどうだろう。

 

【書】「老」ロウ・おいる・ふける・としより(No.407)

▼甲骨文

f:id:jijiro:20200305191315j:image

▼金文

f:id:jijiro:20200305191340j:image

会意。〓1と〓2(か)とを組み合わせた形。〓1は長髪の人を横から見た形で、長髪の垂れている形。〓2は人を逆さまにした形で、横たわっている死者の形。この字の場合は死に近いという意味を示している。長髪の年老いた人を老といい、「おいる、おいぼれる、としより」の意味に用いる。<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』の画像)↓

f:id:jijiro:20200305191414j:image

〓2(『超漢字』の画像)↓

f:id:jijiro:20200305191430j:image

【温泉】雨につき内風呂。

 

【タイムラプス】3月4日(水)5:47〜7:27の伊豆長岡の空。25秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222104463942797/?d=n