いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雨に打たれても俯くな野水仙(あ)

部活を終え、来週の三年生模擬面接に向けて資料に目を通していると、教頭先生が、「○○先生(私のこと)、雨が降ってきましたよ。今はまだパラパラだから、強くならないうちに帰った方がいいですよ」と声をかけてくれた。バイク通勤の私を、そう気遣ってくれるのが嬉しい。

壁の時計を見ると5時を回っている。そうだな、静岡東部には雪の予報も出てるし、とっとと帰るとするか。というわけで、パッと帰り支度を済ませ速攻で帰ってきた。降る雨はさほど強くなく、バッグからポンチョを出すまでもなかった。

金曜の仕事を終えて家にたどり着き、家着に着替えるときの開放感がなんともたまらない。やっと一週間が終わったという実感がじわじわっと心を潤す。

そう思うのは私だけかと思ったら、今日、放課後の職員室でいかにも疲れたというふうに、「ふ〜、やっと一週間が終わった」とため息まじりに言った先生がいた。それは心の底から湧き出た声だと思う。普段は口にこそ出さないまでも、みんなギリギリのところで踏ん張っているんだなというのが伝わってくる。

「ため息をつくと幸せが逃げる」とはよく聞くところだが、いいじゃないの、ため息くらいついたって。それで逃げていく幸せなら、それは大した幸せではない。ため息をつくことでストレス発散ができるなら、大いにつきましょう。ストレスを溜め込む方がよほど体に悪い。

私が留意する健康法は、ともかくストレスを溜めないこと。これに尽きる。だから食事も好きなものを食う。糖尿病だからといって食事療法は考えない。考えて、好きなものを食えない方がよほどストレスを溜めると思っている。せいぜい生野菜を多めに摂ることを心がけるくらいで、それくらいならまったくストレスにならない。

酒もそう。酒も呑むのを控えればストレスになるから控えない。普通に呑む。まあ、それで長生きできないというのなら長生きできなくて結構。酒は御神酒というくらい、遠い神代の昔から、漢字が誕生するもっと前から、人間界と天界とを繋ぐ潤滑油の役目を果たしてきたのだから、今さら縁は切れない。

とまあ、勝手な理屈をこねて、その日のストレスをその日のうちに酒で清め流すようにしている。これが私のストレスを溜めない健康管理法である。

 

【今日の一枚】庭の水仙。

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庭の水仙がようやく固い蕾を開きました。近所の水仙は盛りを過ぎたあたりだが、うちのはこれからです。周回遅れのランナーみたいです。頑張れよ〜と声をかけたくなります。

 

【書】「友」ユウ・とも・したしむ(No.361)

▼甲骨文

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▼金文

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会意。又(ゆう)と又とを組み合わせた形。又は右手の形。手を取り合って助け合うの意味となり、助け合う人間関係の「とも、ともだち、なかま」の意味に用いる。また、ともとして「したしむ、まじわる」の意味に用いる。金文の字形に〓1(ゆう)・〓2(ゆう)のように、下に神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形(〓3(さい)・曰(えつ))を加える形があり、〓3や曰の上に手をおいて、誓いをたててたがいに約束することをいう。(後略)<『常用字解』より>

〓1(手書き画像)↓

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〓2(手書き画像)↓

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〓3(手書き画像)↓

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【タイムラプス】1月17日(金)5:52〜7:25の伊豆長岡の空。23秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2779407338783792/?d=n