いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ハンモック山をぐらりと傾けて(あ)

今日から家庭訪問が始まった。
担任の先生が訪問するのは今日は二人。その二人を呼んで担任の先生はgoogleのストリートビューを見せて家の場所を確認していた。
そんな流れに乗ってかどうか、そのうちの一人の子が「先生んちはどこ?」と訊いてきた。「なんで?」と訊き返すと、「ゴールデンウィークに先生んちに遊びに行くから」と言う。「いや、来なくていいから」と言っても「行く」と言う。
どうにも弱ったものだ。見られて困るものは何もないけれど、私生活を覗かれるのはあまりいい気はしない。人懐こいのはいいのだけれど、人懐こすぎるのもなんだかなあ、である。
来なくていいとは言ったけれど、この前、水晶苑で私を見つけたように、あの子たちはその気になれば本気で家を探し当てるだろう。ゴールデンウィークは遠出の用事があって家を留守にすると言ったところで、じゃあ夏休みに行くとなるに決まっている。よ〜し、こうなったら逃げも隠れもしない、来るなら来なさい。
なんだかどこかの島の分校の先生と生徒みたいだ。同じことをあの子たちは担任の先生には決して言わない。私だから、私が支援員だからそんな具合に気楽に言ってくるのだと思う。でも、あの子たちにはそういう寄り添い方があってもいいのかなという気持ちもある。


【写真】ハンモック。

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2年前の8月にヤフオクで購入した。以来、孫の格好の遊具となっている。
吊るしているロープが傷んでいたので新しいのに取り替えた。孫娘がハンモックを揺りかごのように揺すってくれろと言うので、古いロープをデッキの手すりにくくりつけて、それを自分で引っ張って揺らせとうっちゃった。
ロープを自分で引っ張りながらハンモックを揺らしている孫娘を見ながら、これ、どこかで見たことあるなあ、どこで見たんだっけと思い出そうとして思い出せない。
そのうちハッと気づいた。それは、祖父が寝たきりになって床ずれを起こしたとき、祖母が天井から吊るした紐を祖父に掴ませ、膿んだ祖父の体に治療を施している光景だった。その臭いは相当きつかった。人間の体って腐るんだなあ、人間ってこういうふうに死んでいくんだと、その時子ども心にも漠然と思った。
いかん、話がどうもそっちの方向へ行ってしまう。昨日といい今日といい、どうかしている。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】4月23日(月)5:25〜7:56の伊豆長岡の空。37秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216202428195592/