いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

刈田道行けば農夫の湯治の湯(あ)

【写真】ごぜんの湯。

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修善寺から伊東へ山越えする途中に伊豆スカラインの冷川ICがある。その先にこの温泉施設を見つけた。偶然である。
昨日、中伊豆の「小川の湯」を目指してバイクを走らせたが、着いたら入り口に「準備中」の札がぶら下がっていた。ガラス戸の張り紙には定休日が火曜から木曜に変更になったことが書かれてあるだけで、営業時間が書かれていない。それで、ネットに当たったら営業は午後2時半からとなっていた。
田京の「大連」でランチを摂ってから出発し、「小川の湯」に着いたのが午後1時ちょっと前。バイクで30分の距離は湯ヶ島の「河鹿の湯」より近い。「河鹿の湯」だと40分はかかる。
てっきり午前からやっているものとばかり思って出かけたが、早とちりだった。「準備中」では仕方がない。でもせっかくだから営業時間までその周辺を新カブで走ってみよう、そうだ、この夏に孫どもを連れて鮎のつかみ取りに出かけようとした場所を確かめに行こう、と思った。
確か冷川ICの近くだったんじゃないかなと見当をつけて、まずは伊東に向かって走る。すると程なくして冷川ICが見えた。そこまでがきれいに舗装された道だが、その少し先からは道幅が狭くなって路線バスがすれ違うのに苦労しそうな峠道になる。
これが以前私が伊東駅から修善寺駅行きのバスに乗った道かと思いながら走ると、左手に小学校が見えた。草のグランドにたくさんの車が駐まっているが人の気配がない。廃校になったんだろうかと見ながらなお走ると、鮎つかみ取りの場所へ行くにはここを曲がれという看板があった。
そこを曲がって奥へ進むと、左手に伊豆スカイラインのガードレールが見え、そして、民家にしては立派すぎる茅葺の家が見えた。こんな山里になんだと思ったらそれが「峠の茶屋」というドライブインだった。
台風の影響で道の側溝が土砂で埋まり、水が道路に流れ出ている箇所が何箇所もあった。折れた木の枝や石ころがゴロゴロあった。人家も途絶え、心細くなりかけたところにキャンプ場の看板が見え、鮎の養殖場が見えた。
ようやく目的地に着き、ここがそうだの証拠写真を撮ってとんぼ返り。来た道を戻ってバス通りに出ると、真ん前が停留所だった。そこに立っていた電柱に「ごぜんの湯→」の案内を見つけ、あっ、と思い出した。先日、水晶苑でアマデウス3時半氏が、伊東の演奏会の帰りによく立ち寄ると言っていた湯は確か「ごぜんの湯」だったような……。

それで引き返したら、小川の橋を渡ったすぐ脇に、あった。鮎つかみ取りの場所へ行く時にはシャレた門構えだな趣味の人のお宅かなくらいにやり過ごしていて、そこが「ごぜんの湯」だとは気づかなかった。電柱の案内を見て気づいた。

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「小川の湯」の前にここに浸かってみるかと思い、改めて入口の門を見たら「定休日(月)」だって。残念。でも、偶然にも新たな温泉を見つけたことで、また訪ねる楽しみができた。こっちの方が「小川の湯」よりももっと秘湯っぽいよね。どんな温泉だろう。

水墨画】民家(No.77)

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前回の失敗を踏まえ、今回は遠近法が乱れないよう意識した。
茅葺き屋根は、やはり絵になりますね。こういう風景が消えて行くのは時代の流れとはいえ、いかにも寂しい。

【温泉】あやめ湯。

【タイムラプス】10月24日(火)5:42〜7:43の伊豆長岡の空。30秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214562728884134/

【歩数】6,206歩。