いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

早春や弁天の賦に導かれ

履歴書用の写真を撮りにビックカメラ藤沢店へ行く。貯まったポイントが来月で無効になるというハガキが届き、それを駆け込みで使い切りたい思いもあった。
証明写真機のボックスに入り、画面の指示に従って操作ボタンを押していくと、途中でスマホアプリ「Ki-Re-i」のインストールの案内画面になった。このアプリを使えば自動的に撮影した写真データがスマホに保存され、再撮影しなくて済むという。今後写真データを使うことはないかもしれないが、何かの足しになるかもしれないと思ってインストールしておくことにした。
ところが、インストールにもたついているうちに時間オーバーとなり、入れた千円札が吐き出されてしまった。画面は自動的に初期画面に戻り、最初からやり直し。二度目は問題なくうまくいき、撮った写真のデータはiPhoneの中にめでたく収まった。履歴書用サイズ8枚で700円。
同じフロアにカメラの三脚があった。iPoneのカメラ機能にiOS8から「タイムラプス」が標準搭載されたことは知っていた。「タイムラプス」とは「微速度撮影」とも言われ、時間をかけて連続撮影した写真を動画のように高速再生するというもの。よく雲の動きを撮影するのに使ったりする。スローモーションの反対だ。
これを撮影するのにミニ三脚を使う。このタイムラプス撮影でコマ撮りアニメーションを作っている例もあり、伊豆の家に作った砂絵撮影用セットとは別に、ミニ三脚で固定させてコマ撮りする場合も今後あるかもしれないと思い、そういう目でミニ三脚を見てみた。そうしたら、ちょうど貯まったポイントで買えそうなのがあったので買ってきた。980円。

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ビックカメラ藤沢店を出て江ノ島へ向かう。南口のファミリー通り商店街を抜けて境川の上山本橋を渡るとそこが片瀬1丁目。そこから2丁目、3丁目と江ノ島まで道がつながる。ところどころに古い道標が立っていて、ここがかつての江ノ島道だと分かる。

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モノレールの江ノ島駅近くに常立寺という日蓮宗の寺があって、ここの山門前の紅梅が鮮やかに咲いていた。大寒前にすでに七分咲きといったところか。暖冬で、だいぶ咲き急いでいるようである。伊豆の庭の白梅も蕾がふっくらしてきたから、来週あたりからぽつぽつ咲き始めるかもしれないな。いいって、そんなに咲き急がなくても。

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江ノ電江ノ島駅からは商店街を避けて境川沿いの道を藤沢へ戻る。川鵜が舫(もやい)に仲良く羽を休め、道端でおばあさんが飼い犬の粗相を叱咤し、舟揚げ場ではおじいさんが日向ぼっこをしている。その目線の先で鴨が悠然と泳いでいる。なんとものどかな早春の午後である。

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この間は1時間ほど歩いた後に眠くなったが、今日は午前2時に起きていたにもかかわらず、そういうことはなかった。境川を渡り、引地川を渡り、そのままずんずん歩いて湘南SSTの住宅街をを抜けて帰ってきた。家を出たのが12時で家に着いたのが5時ちょっと前。いやあ、今日はよく歩きました。お疲れちゃん。(あ)

23,722歩(今月の記録)。