いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ピンぼけというエフェクトやかじかむ手

NHK日曜囲碁トーナメントを見た後、湘南T-SITEのスタバまで散歩。スタバでコーヒーを飲むのは久しぶり。ここのカウンターは向かい合わせになっていて、一方の背中がレジ、もう一方が「カメラのキタムラ」になっている。
店舗には写真関係の書籍が平積みされたコーナーがあって、そこから勝手に本を持ってきてカウンターでコーヒーを飲みながら読める。で、試しに手に取ったのが「iPhone Photographic Method」という本。この本にiPhoneのカメラ機能を使った撮影テクニックが紹介されていた。著者の三井公一氏は、のっけから「デジタルズーム不使用」と「ノートリミング前提撮影」は写真撮影技術向上に役立つと述べる。げげ、私はこれまでズームしまくり、トリミングしまくりだった。だから撮影技術がちっとも向上しなかったんだな。
また、iPhoneのシャッターボタンは、押した瞬間ではなく指を離した瞬間にシャッターが切れるようになっているという。へええ、そうだったんだ。知らなかったなあ。

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本の最後に、アプリを使った補正テクニックの解説があったので、著者推薦のアプリ(120円)ではなかったが、その場で早速「Aviary」という無料アプリをインストールし、撮った写真にエフェクトをかけてみた(上の写真がそれ。下はエフェクト前)。すると、これがなかなかいい。素の写真にちょっとエフェクトをかけるだけで印象がずいぶん違うものになる。これは遊べる。著者は撮影する際、さまざまなエフェクト効果を意識して撮影するのだとか。そうか、iPhoneのプロカメラマン(?)はそこまで考えてるんだ。
世界で最も身近に親しまれている「iPhone」というカメラ(と、本では言っている)。私はこれまで記録としてシャッターボタンを押すだけだったが、これからは少しアングルとエフェクトを意識して撮ってみようと思う。たまたま手にした本をパラパラめくってみただけだったけど、今日はちょっとした刺激を受けました。
ドリップコーヒーの二杯目を飲みながらもう一冊。丹野清志著『自分流町歩き写真の方法』を斜め読み。「散歩写真はただ歩くだけではない。発見し、想像し、記録する時間」というタイトルに目が止まる。が、中身まで読んでいない。読んでいないが、タイトルだけで内容は分かる。こちらの本では、プロらしくいろんなカメラで撮影した写真を載せているが、私はカメラの違いに興味はない。散歩の途中でふと目にした被写体をカメラに収めるのに興味がある。その時どういうものに心動かされ惹きつけられたかに関心がある。私にとってiPhoneは、財布と同じように常にポケットに入れて持ち歩くカメラなのです。

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カメラはLUMIX GF1という、一応一眼レフを持っている。ビデオ撮影もできるというので、一回目の夏の青森呑兵衛旅行に合わせて買った。ところが、携帯電話をiPhoneに変えてから全く出番がなくなった。撮った写真はプリントアウトしなくてもパソコンで見るだけで満足だし、ビデオも、昔は手間暇かけて編集したこともあったが、人に見せるわけでもないからと、次第にハードディスクに保存するだけになっていった。第一、一眼レフは旅行に持って行くにもかさばるし荷物になる。カメラに拘らなければ写真もビデオもiPhoneで十分なのです。(あ)

10,322歩。