いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

伊豆の山は面白い

朝、田京駅に向かう坂道を下っていたら葛城山の中腹に雲がたなびいていた。標高がたかだか452mの小山なのに、雲を突き抜けてそびえているように見える。ほんと、伊豆の山は面白い。

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徒歩10,637歩。

写真は、茅ヶ崎駅南口の商店街。一軒目の焼き鳥屋を出て、駅の向こうの二軒目の居酒屋に向かうところ。二軒目が今日の本命の店で、去年の暮れに呑んだ茅ヶ崎に住む仲間が、面白い店があるから今度行ってみようと声をかけてくれて今日の呑み会になった。

茅ヶ崎駅改札口17時に待ち合わせたが、17時ではまだ店もやってないだろうと焼き鳥屋でウォーミングアップすることにした。そこの焼き鳥屋は昼にラーメンも出しているところだから、この時間でもやっているはずと呑み友は言う。

店の名は「とり介」。駅前商店街のはずれにある。店内は隠れ家風の造りで、やや窮屈な感じもあるが雰囲気は悪くない。17時を回ったばかりとあって客は我々3人だけ。普通ならまずはビールといくところだが、もう一人の呑み友が壁に貼られたホッピーのポスターを見て、おおホッピーか久々に呑んでみるかの言に異論のあろうはずがない。そこからがばがばホッピーのお代わりが続き、そろそろ行こうかと締めにラーメンを頼んだときは18時半を過ぎていた。で、ウォーミングアップをし過ぎて店の写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。

本命の店は一軒目の焼き鳥屋から歩いて5分ほどの建物の2階にあった。「凛」という。まるで聞いたことのない日本酒をずらり揃えていて、例えば、陸奥八仙(青森)、自耕自醸(秋田)、くどき上手(山形)と、北から南へ 向かって呑み比べてきりがない。聞けば茅ヶ崎でもかなり人気の店らしい。カウンターとテーブルと忙しく世話して回る女性をつかまえて追加注文をするのに、その女性を何と呼ぶか。マスターでもなしママでもなし女将でもなしとテーブルの呑み助3人が埒もないことを考え、いっそ本人に訊いてみましょうと呼んで訊いたら、田畑智子似のその人は、おねえさんとかアキちゃんとか呼ばれていますという。へええ、どんな字書くの? 表彰の彰の字です。これにはどきっとした。亡き妹と同名だったのである。妹が交通事故で逝ってから半世紀以上経つ。妹と一緒に遊んだ記憶はないけれど、昼寝のすやすや眠る寝顔は今でもはっきり覚えている。薫風や赤子の産毛すやすやと(あ)

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