いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫とトンカチ

昨日、昼食後、孫たちをプールで遊ばせながら庭の草取りをする。先日買ってきた地下足袋を履いてみたが、足にフィットしてなかなか快適。土を踏んでも、柔らかいとか固いとか、足の裏で直接感じ取れる。水で濡れた敷石に足を取られることもない。木に上ろうと思えば軽々と上れそう。こんな理に適った履物はないと思うのだが、昨今は地下足袋を履いて作業している人をあまり見かけなくなった。
プールの方が静かになったと思ったら、玄関からトンカチで叩く音が聞こえてきた。プール遊びに飽きた孫たちが、自分たちで勝手に工作用の端材の入った籠を物置から引っ張り出して、トントン何か作り出したのかと思っていた。そのうち、今度はトイレからトンカチの音が聞こえてきた。トイレでトンカチとは何か怪しい。と、そこへカミさんの雷が落ちた。「あんたたち、何やってんの、その釘、踏んづけたら大変でしょ、片付けなさい」。どうやらトイレの床に釘を打ち付けていたらしい。前回は庭に落とし穴を掘られたが、今回はトイレに釘だ。全くいたずらが過ぎる。トイレの釘はカミさんに叱られて片付けたようだが、後で私がトイレを覗いたら、便器に釘が2本沈んでいた。
「公園にでも行ってらっしゃい」とカミさんから駄菓子をもらった孫は、少し休憩しようと腰を下ろした私の手を引っ張る。しょうがねえな、よっこらと腰を上げて、玄関の前に脱いでおいた雪駄を履こうとしたら、雪駄が木の台から剥がれない。見ると左右の雪駄にそれぞれ2本、釘が打ち付けられてあった。玄関のトンカチの音はこれだったんだ。全く、どうしてこう叱られることばっかりするかねえ。
カミさんが午後から仕事があるというので、午前8時前に伊豆の家を出る。帰りの箱根峠も霧の中だったが、カミさんの運転にもだいぶ余裕が出てきたようだ。ただ、助手席に座る身としては、もう少し早めにカーブのスピードを緩めてくれるとドキドキしなくて済むんだがなあ。8,477歩。
写真は、庭のサルスベリ。ようやく巷の盛りに追いついてきた。これで八分咲きといったところか。写真に見えるカーテンの閉まった二階のガラス窓は、はめ殺しになっていて開かない。ここが開いたら風通しがいいのに、どうしてこういう作りにしたのかなあ、とはカミさんの言。ここは八畳間の西側に二畳ほど増築したところで、実際、西日を浴びて熱気がこもる。私も、この窓が開いたら熱気を逃がすことができるのにと思う。いや、そもそも、この窓からは向かいのホテルの階段が丸見えである。逆に言えばホテルからこっちが丸見えだ。これは、窓が開く開かないといった問題以前に、なぜホテル向きにガラス窓をはめたかという話。私だったらせり出した北側を壁にしないでガラスの引き戸にしますね。そうしたら、部屋で寝転んでも富士山が見えるはずだから。あばら屋に富士を枕の昼寝覚め(あ)
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