いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ワールドカップの開幕

今朝、出勤の支度をして家を出たら、家の前の道路の正面に富士山が見えた。昨日よりも輪郭がくっきりしている。韮山の田圃にも水が張られたことだし、これは水面に逆さ富士が映っているかもしれないと期待して、韮山駅まで自転車を飛ばした。駿豆線の東側を並行して走る一本の農道。ここは車は通れない。左右に広がる田圃のど真ん中を走る。水が張られたせいかどうか知らないが、当たる風が心持ち涼やかだ。そして、道の左側の田圃の向こうには見事な夏富士が聳える。もちろん、水面には逆さ富士を映して、と言いたいところだが、逆さ富士はやや濁っていて、期待していた絵姿ではなかった。この絵に3両のローカル電車を加えたかったが、一枚の写真に全てを収めるにはもっと線路際に寄らなければいけなかったし、電車が通るのを待っているだけの時間的余裕もなかったので、今日のところは電車なしの絵で満足することにした。

三島田町から三島の職場まで歩く。途中、旧東海道を横切り、三島中央町郵便局の横を通ろうとしたら、背後から、おう、と声がかかった。私にではない。旧東海道を郵便局に向かって歩いてきた人にである。声をかけた人とかけられた人は、同じ郵便局にお勤めの人らしい。二人とも郵便局裏の通用門に入って行ったから。声をかけられた人が言う。今朝の試合はなかなか面白かった、3対1でブラジル、とか言っている。そうか、いよいよW杯ブラジル大会が始まったんだ。開幕戦のブラジル対クロアチア戦のことだな。確か、日本人がレフェリーを務めるとか言っていたが、ジャッジメントはどうだったんだろうか。開幕戦だからなあ。きっと緊張も半端じゃないよね。
後で知ったことだが、PKの判定をめぐって一悶着あったらしい。私もYahoo!ニュースで疑惑のシーンをコマ送りの画像で見てみたが、逆にブラジルのFWフレジ選手がシミュレーションの反則を取られてもおかしくないプレーでしたね。でも、かつて、マラドーナの「神の手」がレフェリーの目をかいくぐったように、普段あり得ないことが起こりうる、そういうことも含めてワールドカップなんだろうな。レフェリーだって平常心を保つのは並大抵ではない。8,996歩。
写真は、今朝の富士。韮山駅へ向かう農道から撮った。右の建物は韮山時代劇場の大ホール。左のこんもりした山は守山で、北条時政らが襲撃した目代・山木兼隆の館から上がる炎を、源頼朝がこの山から見届けたという。田水張る面に逆さ富士の沁む(あ)
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