いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

卒業おめでとう

昨年3月まで勤めていた学校の卒業式に出席。一年遅れで巣立って行った子たちを見送る。皆、晴れやかでいい顔をしていた。式後に廊下で立ち話をして、君たちが経験したこの一年は決して無駄ではなかったこと、それは、殆どの人が経験し得ない貴重な経験であること、その経験を自分の宝としてこれから歩んで行ってほしい、と、そんな餞の言葉を贈った。
私は大学に7年間在籍していた。卒業まで普通より3年多くかかったのだが、そのことは決して無駄ではなかったし、むしろ、いろんな経験ができて良かったと思っている。
入学してからの3年間はサッカーに明け暮れる毎日だった。入ったばかりの春の合宿では先輩の部屋に呼び出されて歌を歌わされた。そのときに歌った♪黄色いさくらんぼ♪は、その後、勝手に私の十八番とされ、納会では必ず先輩からリクエストがかかった。学舎とグランドがだいぶ離れていたので、移動には2本の電車を乗り継いだ。午前中の講義を受けて学食で昼食を摂り、電車でグランドまで移動して午後3時からの練習に間に合わせる。その毎日だった。だから、必修科目が午後に入っていた場合にはその講義は受けられず、1年後に再履修しなければならなかった。
「保健」という1単位の必修科目がある。この科目は1年次に履修すべき科目なのだが、私の場合、運悪く午後の時間割に組まれていた。その段階で自動的に再履修に回る。ところが、2年次になっても3年次になっても、なぜか「保健」は午後にしかない。「保健」を修得しなければ卒業はできない。グランド通いをしている間は履修を諦めねばならない。そのことが分かって肝が据わった。とことんサッカーをやって、現役引退したらとことん勉強しよう。教職課程も取ろう。
そんなことで、たかが1単位ではあるが、この1単位が私のその後の人生を決定づけたのだから、まさに、人間万事塞翁が馬ですなあ。学生生活後半の回顧はまたいずれ。

写真はパーソナルメディアからの案内で知ったiOS版「超漢字検索」。インストールするかどうか迷っています。迷っているのは、1件のレビューで、インストールできず詐欺まがいだと酷評されていたから。そんなはずはないと思うのだが、ここは急がず、他のクチコミも拾ってみることにします。10,777歩。休みがちの子が休まずに卒業す(あ)

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