いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫の悪巧み

朝は鶯の鳴き声とともに目覚める。カミさんが朝食の支度をする間、孫と近くのブランコのある公園まで散歩する。前に孫たちが来たときに咲いていたコスコスの花壇には、今は菜の花が咲いている。隣に広がる竹藪では筍が出番を待つ。のどかな春の陽の光を浴び、柔らかい風に髪をなびかせながらブランコを漕ぐ孫たち。その孫の尻を押しながら、春の景色に蕩けてしまいそうな至福を噛みしめる。帰り道の正面に、朝日に輝く富士山を眺めながら、第二の人生を伊豆の国に定めてつくづく良かったと思う。

トイレと廊下に敷いたコルクのジョイントマットの勢いは、やはり、それだけでは止まらなかった。朝食後、韮山の総合スーパーでジョイントマットを買ってきて、廊下から玄関へと敷きつめる。折角だから孫にも手伝ってもらおう、ジグソーパズルを楽しむように面白がってやってくれるだろうと思って誘ったが、みごとにフられてしまった。孫は孫で楽しい遊びを見つけたらしい。しばらくして泥団子を作って持って来た。裏の庭の土で泥んこ遊びをしているようだ。そのうち声が聞こえなくなったので、マットを敷く手を休めて様子を見に行こうとしたら、途中で遮られた。来ちゃダメ、と言う。来ちゃダメと言うことは、さては二人して何か悪巧みをしているな、と思ったが、大人しく泥いじりしているので良しとした。またしばらくして、上の孫が私を呼びに来た。これで目隠しして庭へ出て来いとタオルを差し出す。目隠ししたら歩けないではないかと言ったら、手に捕まってと言う。孫の手に引かれながら歩き、そっと目隠しタオルを上げて前を見たら、庭に大きな窪みができていた。こいつら、何を静かにやっているのかと思ったら、私を陥れる穴を掘っていたのだ。見ちゃダメというのは、こういうことだったんだ。並ぶといつも喧嘩ばかりしている二人だが、こういう奸計では見違えるような仲良しぶりを発揮する。パパとママの前ではできないことが伊豆ではできるので、孫たちにとっても伊豆は大好きな場所なんだね。
写真は伊豆に持ってきたパソコン。藤沢にあった2台のうちOS X 10.6の方を選んだ。決め手はflashをインストールしてあること。これでアニメを作るんだ。2,346歩。ブランコの孫の尻押す手の温み(あ)
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