いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

三浦マラソンの応援

呑兵衛仲間が三浦マラソンを走るというので応援に出かけた。大船駅から横須賀線に乗り久里浜駅京浜急行線に乗り換えて三浦海岸まで。駅前の河津桜が満開で、夜来の冷たい雨が鮮やかなピンクの花びらを覆い包み、より一層鮮やかさを増しているようだった。毎年恒例の三浦マラソンだが、今年はいつものアラカンメンバーに若いランナーが一挙に5人(男性2人、女性3人)も加わり、はち切れんばかりの華やいだ雰囲気に溢れていた。それもこれも呑み友Gさんの人徳。並の呑兵衛ではない。

海岸に出ると冷たい雨に風が加わる。走るにはちと厳しいコンディションのように思われたが、走り慣れた人にとってそんな風雨は屁でもない。荷物置場のテントを手際良く張り、頭からビニールのゴミ袋を被って颯爽とスタート地点に向かって行った。
実は、私も過去に二回ほど三浦マラソンを走ったことがある。最初に走ったのは今から25年前。走るのが大嫌いだった私が、当時の同僚に誘われるままにハーフを走った。練習も何もせず、当日ぶっつけ本番でハーフを走ろうというのだから無謀である。しかも、声をかけてくれた同僚が二人とも都合で出ないと来た。後悔の念をずしりと背負い、たった一人、寒風吹きすさぶ城ヶ島大橋を渡る頃には既に気力も体力も尽きていた。とほほ、とほほの初マラソンで、二度と走るもんかと心に誓い、上がらない脚をなんとかゴールまで引きずってきたのだった。
二度目は10年前。これも当時の同僚に誘われての参加だった。前回の苦い思い出があったので、しばらく断り続けていたのだが、フェアウェル記念にと粘り抜かれて渋々腰をあげた。走るのは10kmでハーフの半分だから、それなら何とかなるかなという気もあった。しかし、これが何ともならず。途中、家の陰で立ち小便をしていた老練の大年配ランナーに易やすと追い抜かれたショックに打ちのめされて、ああ、やっぱり走るんじゃなかったと、これまた後悔の念頻りの走り(歩き?)だった。それ以来ずっと走っていない。どんなに誘われても煽てられても走っていない。ひたすら応援に徹してきた。今日も10年前に声をかけてくれた仲間と呑むために応援をしてきた。雨の中風の中、皆さん、とてもいい走りをしていました。
写真は、砂浜のテントで売られていた三浦大根。3本100円だって。勿論、買いました。11,206歩。ランナーを河津桜と応援す(あ)
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