いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雪で外出取り止め

昨夜遅くまで降り続いた雪は、今朝になって雨に変わっていた。雨とともに風が昨日にも増して強く吹き荒れ、現在、20年目の大修繕で、マンション全体をすっぽり覆い包んでいる足場が、その影響でヒューヒュー鳴り止まず、耳障りなことこの上ない。理科の実験か何かで、ビニールの管を力任せに振り回したときに発するあの音だ。そいつが安眠を妨害し、しばらく布団にくるまって我慢していたが、とうとう堪らず跳ね起きてしまった。

雨によって雪解けも多少早まるかと思いきや、さにあらず。午後になっても雪は頑固に消え残っていた。舗道が普段のスニーカーで歩けるようになるまで待って、市役所へ確定申告用の住民基本台帳カードの申請に行こうと思っていたが、とんでもない。長靴があれば出かけられたが、長靴は2足とも伊豆に持って行ってしまっていた。ベランダからの雪景色を眺めながら雪の解け具合を計っていたが、夕方になっても普通に歩けるところまで解けていなかったので、カード申請はどうしても今日でなければいけないものでもないし、外出は取り止めにした。まあ、夕方の午後5時の時点で市役所は終了だけどね。来週水曜の秦野の帰りにでも行くとしよう。
ハードディスク内に保存してあったPDFデータを、作者ごとのフォルダを作って整理した。MaciSightに作者名を入れて検索すると、あちこちに保存してあるデータをたちどころに表示してくれる。表示されたそいつをドラッグ&ドロップで作者ごとのフォルダにコピーするだけ。頗る簡単。これでiPadのi文庫から読みたい作者の本がサクッと呼び出せる。この作業をしながら気づいたこと、それは、井上靖の作品が多いということ。この本、いつ買ったっけという本も混ざっていて、まずい、読まねばと思うこと頻りであった。で、今日は短編『猟銃』を読む。「みどりの手紙」の中に、昼日中に少々酔って帰宅した妻(みどり)の背に、猟銃の手入れをしていた夫(三杉)がその銃身を無言で照準するシーンがある。そのシーンが決して噛み合うことのない夫婦関係を象徴していて印象的。
写真は伊豆の庭の梅。霙に打たれながら、それでも健気に花を咲かせている。1,352歩。人知れず咲く愛もある梅一輪(あ)
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