いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

切株を掘り起こせない

隣家の庭が随分整備されてきた。我が家との境界に植わってあった樹木がことごとく切り払われてスッキリしたのはいいのだが、スッキリし過ぎて、こちら側から隣家の居間が丸見えになってしまった。別に見るつもりはなくても見えてしまうというのがいけない。塀を拵えて目隠ししてもらうといいのだが、今のところそのような気配はない。それで、こちらからアクションを起こすことにした。昨年暮れに飲み友達が手伝いに来てくれた時に買っておいたゲッケイジュの苗を2本植えてみた。葉がモサモサ混み合った樹木だと圧迫感を与えかねない。ゲッケイジュあたりが手頃だろうと見立てたのだが、何せ陽の射さない家の北側だからうまく育ってくれるかどうか。

南側の庭の一画に、直径30cmほどの切り株が2株ある。一つは山桜のようだが、もう一つは何だか分からない。この二つががっしり抱き合っていて、掘り起こすには相当手子摺りそうな感じだ。でも、切株になってから何年経たか分からないが、根っ子は結構朽ちているかもしれないと思って鶴嘴を振るってみた。しかし、地面に食い込んだ根はたっぷり水分を吸っていて、横に這っている根を鋸で切り落とすのに一汗も二汗もかいてしまった。これを掘り起こすには、少なく見積もっても1週間はかかりそうだ。もしかしたらそれ以上かかるかもしれない。人力ではとても無理だ。いやいや、何のこれしき、明治時代の北の開拓民の苦労を思えば、これくらい屁でもない。切株の一つや二つ掘り起こせなくてどうする。そんな気概で穴を掘っていくが、あまりの根の深さに早くも音を上げる。やっぱり無理だわ。開拓の苦労を偲び餅を焼く(あ)

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