いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

新年のご挨拶

昼過ぎ、孫が藤沢に来る。12月になってから孫の世話は専ら藤沢でするようになった。理由は、カミさんが冬の箱根峠を車で走りたくないから。いつぞや濃霧の箱根峠を運転した時に怖い思いをしたことが尾を引いているらしい。助手席で珈琲を飲んでいる身としては、そんなに怖い感じはせず、逆に孫と一緒に山の天候の急変を楽しんでいたのだったが、運転する身としてはかなりの緊張を強いられていたようだ。濃霧ですらそういう状況なのだから、雪の箱根越えはもっての外なのだ。

「明けましておめでとうございます」玄関から大きな声が聞こえた。いつもなら、そこからダッシュで私の座っているパソコンの前へ駆けてくるのだが、今日は少し様子が違った。下の孫娘がそろりと寄ってきて、「今日は、もう一人連れて来ました。さあ、誰でしょう。じいじの知っている人だよ」と囁くように言う。皆目見当がつかなかったが、そのうち、やや間を置いて、頭に白いタオルを巻き、鼻の下に厚紙で作った大きな白髭を付け、突っ張り棒と段ボールで作った剣を手に持った上の孫が姿を見せた。強い海賊風の出で立ちで、「俺は、〆◆♮△♯∀だ」と言う。知るか、そんなもん。

新年の挨拶だから、普段と少し違うやり方で登場しようと二人で作戦を練ったのらしい。去年も学芸会の真似事を伊豆の家で披露してくれていたりしたが、今回はなかなか手の込んだ芝居になっていた。子どもって凄いね。夜はたこ焼きで卓を囲む。おっ、返しもだいぶ上手くなったねえ。4,380歩。幼子の知恵もこれから初芝居(あ)

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