いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ラジオが壊れた

伊豆に置いてある手回し式充電ラジオが壊れた。ハンドルがからから空回りして充電できないのだ。以前、かくんと脱臼したような感触があった時も、何とか回すことはできていた。それが今回は完璧にダメ。480円で買ったやつだから玩具みたいなもんだが、それでもFM伊豆の国を聞くことはできていたので重宝ではあった。

伊豆に行くと私は全くテレビを見ない。ラジオをつけっぱなしにする。農家の人で、ラジオを流しながら畑作業をしたりするのを時々見かけるが、そう、あの手の使い方である。考えてみれば、車で通勤する人は大抵ラジオを聴いているし、遠距離トラックの運転手に至っては不可欠なものでしょう。今はどうか知らないが、昔の受験生はラジオの深夜番組を聞きながら勉強したものだ。

ラジオの良さは、何かをしながら聴けるところにある。テレビではそうはいかない。テレビは映像の力が絶大だからつい見入ってしまう。映像の表現力に頼りすぎるから、視聴者の目を喜ばせようと、時に過激なことをする。バラエティー番組はその最たるものだ。無理して笑わせようとしなくてもいい。

また、ラジオのトークや音楽は癒やしを与えてくれる。映像に頼れないから使う言葉が自ずと慎重になる。喜怒哀楽を言葉に置き換えなければいけないから、その分言葉が豊かになる。トークの合間に流れる音楽に感情移入したりできる。

私にとってラジオは無くてはならないものなのです。というわけで、必需品のラジオを求めてビックカメラ藤沢店に行く。今回壊れたラジオはここで買った。同じような手頃なやつがないかと探したが、それはもう置いてなかった。たくさんの機能は要らない。FMが聴ければいいだけなのになあ。伊豆でも探してみよう。

今月の「大人の休日倶楽部」が届いた。特集に「東北、海辺の水族館。」とあって、浅虫水族館のことが紹介されていた。この水族館は、30年前、私の母校が他へ移転した跡地に建てられた観光施設である。かつて学んだ、目の前にお椀を伏せたような形の島が見える教室で、今は魚が泳いでいる。学び舎の住み変わる世ぞ魚の家(あ)

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