いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ドアベルの音色

ヤフオクで落札したドアベルが届いた。真鍮でできていて、出品者の自作だという。鎖を引っ張ると、澄んだ音が耳に心地よく染み込む。さほど期待はしていなかったが、実際に音色を聞いてみて、いい掘り出し物にであったと満足している。見た目も洒落ているし、これなら伊豆の家の玄関ドアのアクセサリーとしても見栄えがするだろう。

もともと伊豆のぼろ家には、一般家庭で使われているようなインターホンはあった。しかし、インターホンを押して訪れる客などろくなもんじゃないと、いの一番に取り払ってしまっていた。それで、これまで何も不自由はなかった。そうしたら、先日、とっぷり日が落ちてから玄関のドアをとんとんと敲く音がする。ドアを敲かれるのは初めてのことで、しかも、こんな時間に何奴と身構えて開けたら、隣に引っ越してきた方の奥さんだった。引越しの挨拶にとお志を持って来られのだった。隣の奥さんもきっとインターホンのようなものがないかと、ドアをノックする前に辺りをきょろきょろしたのではないだろうか。そう思うと、何だか申し訳ない気がした。

インターホンでなくても、来訪を知らせるベルのようなものがあるといいかもしれない。インターホンを取り付けるのって、大体が玄関と居間との距離がそれなりにあっての取り付けでしょう。玄関のドアを開けたところが居間の場合は、そんなもの要りません。その代わりに、例えば、洋画に出てきそうな、重厚なドアに取り付けてある鉄の輪みたいなやつ、ライオンの顔の下にぶら下がっているあれでコンコン敲いてもらえばいいのではないか。とまあ、そんな風に思っていた。それで、ヤフオクでこのドアベルを見つけた次第です。ライオンもいいが、何せ鉄の輪でガシガシやられると壊れてしまいそうなドアなもので、その点このドアベルならチリーンと優しく来訪者を迎えてくれるのではないかな。12,695歩。月の客優しい音色聞きたくて(あ)

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