いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ねぶたの灯を求めて

伊豆から秦野へ出勤。根府川の海から上がっていた日の出も、今日は全くその気配はない。黒い海が寒々と広がっているだけだった。日の出の時刻もだいぶ後ろになり、気がつけば今度の日曜日は冬至。何だか今年もあっという間の一年だったなあ。

今日、急遽、三島ねぶたに灯を入れることになった。午後4時半から作業をするというので、その時間に間に合うように電飾を用意することにした。買うのは秦野か、小田原か、三島か。秦野も小田原も電飾を売っている店は不案内なので、三島田町のイトーヨーカ堂ならば大きい店舗だから、そこにあるだろうことを期待して、そちらへ行くことにした。先月末、孫のサッカーの帰りに大和のイトーヨーカ堂に立ち寄ったら、そこに様々な電飾があったので、同じイトーヨーカ堂なら売っている確率は高いと踏んだわけだ。

店に入ると、クリスマス関連の商品売り場は縮小されていて、代わって正月用の飾り物が拡張されていた。肝心の電飾は置いていない。店員に尋ねると、クリスマス商品売り場にないならば、恐らく片付けてしまったのでしょう、とにべもない。念のため他の店員にも同じことを訊いたが、答えは同じ。

イトーヨーカ堂にないならばしかたがない。後は、韮山のエスポットを頼るのみ。そこになければ、年内の灯入れは断念して、年を越してからやるしかない。そうなれば、当然、電飾は売り場から消え去るだろう。なければないで、小学校の理科の実験よろしく自前で電球を繋げればいい。逆にその方が手作り感があっていいかもしれない。そんなことを思いながら伊豆長岡駅で電車を降りた。駅の駐輪場に置いてあった自転車で、ぱらついてきた雨の中をエスポットへ急ぐ。

幸いなことに、エスポットにはまだ電飾があった。点滅パターン200球が残り2箱。即座にその2箱を購入し、伊豆長岡駅へとんぼ返り。作業開始の午後4時半にはギリギリ間に合いそうだ。ところが、駅へ着いたら、駅構内の踏切内で歩行者が乗用車に轢かれ、その処理が済むまで電車の運転を見合わせる旨のアナウンスが入った。駅員が慌ただしく動きまわる中、救急車と、なぜか消防車が2台到着した。電車の運転再開はいつになるか見当もつかない。万事休す。ようやく手に入れた電飾の箱を抱えながら、遅れることを連絡しようとiPhoneを取り出す。すると、あろうことか、バッテリーが切れているではないか。なんてこった。泣き面に蜂。生傷に塩。

写真は、なかなか育たない菜園の大根。陽が充分に当たらないから厳しいね。鍋へ入るのは当分先になりそうだ。その点、水仙は強い。まだ一度も間引いていない大根の隙間からしっかり伸びている。5,979歩。黄昏の駅に無情の雨が降る(あ)

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