いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

鯵干物焼いて北窓開きけり(あ)

朝食にホットサンドを食っていたら、以前治療してもらった歯の詰めものがぽろりと落ちた。 仕事から帰って、治療してもらった茅ヶ崎の歯医者に電話を入れたら、予約が一杯で手が回らないと言う。できれば地元の歯医者で処置してもらえないか事情を言えばやっ…

遠火事の煙は龍と昇天す(あ)

『推し、燃ゆ』を読む。 芥川賞選考委員の一人である松浦寿輝さんは、この作品を「リズム感のよい文章」と評した。また、川上弘美さんは「必要にして充分な描写の力」、山田詠美さんは「確かな文学体験に裏打ちされた文章(中略)完成度は高い」、平野啓一郎…

朧夜や米屋の弁当三百円(あ)

この日を待ち焦がれていた。10日は「ビッグコミック」の発売日、そして「文藝春秋」の発売日。 普段は月刊誌「文藝春秋」をほとんど買わない。が、芥川賞受賞作品が載る号だけ、たまに買う。今回は芥川賞受賞作で、沼津出身の現役大学生の宇佐見りんさんの「…

甘夏の酸つぱい酸つぱい飴となる(あ)

今日の午前中は、クラスの3年の子とマンツーマンで過ごす。 クラスには2年生3人と3年生が一人いて、そのうち2年生1人が普通学級の授業に、残り2人の2年生が担任の先生の引率で進学予定の高校の体験学習に出かけ、私は教室に一人残った3年生と一緒に過ごした…

紅梅にややはにかむや富士の嶺(あ)

福島民友新聞コラム「編集日記」(2/7)で、年収30億円を稼ぐユーチューバーの存在を知った。そのユーチューバーは米テキサス州に住む9歳の男児という。 9歳にして年30億円を稼ぐのか。すごいな。そんなんだったら毎日学校へ行って勉強するなんて、馬鹿馬鹿し…

青天にきりり白梅ほころびる(あ)

自治会の会計処理で、午前9時に公民館に行く。一日仕事と覚悟していたら、事務室のノートパソコンを立ち上げているところへ区長さんがやってきた。昨日の話では、会計処理は明日やりましょうと言っただけで、相互の折り合いのつく時間を確認していなかったが…

水温むやや焦げの香の土鍋飯(あ)

午後7時から定例の自治会役員会。その席で今年度の会計決算を各組長に示す段取りでいたが、会計処理に手こずって、暫定的な資料しか配れなかった。午後2時に公民館に行って会計処理をすれば役員会までには間に合うだろうと踏んでいたが、間に合わなかった。…