いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

万両の実はくれなゐの息を吐く(あ)

 一二三荘でストレッチ先生と一緒になる。

 市内の小学校で新たに児童一人が新型コロナウイルスに感染し11日(水)まで臨時休校になりましたね、と話を向けたら、うちではないとのことだった。するとやはり、医師のクラスターが発生した病院近くの小学校ということになるか。

 別に臨時休校になった小学校がどこかあら探しをするつもりは毛頭ないが、正直気にはなる。しかし、悪いのは新型コロナであって、感染した子ではない。たまたま感染者が近所の小学校から出たというだけで、もしかしたら、それはうちだったかもしれない。

 ともかく、これから寒くなる季節に入るが、こまめに換気を心がけ、手洗い、消毒、うがい、マスク着用をより一層励行していくしかない。まさに、「正しく恐れよ」である。

 一二三荘を出て、踏切を渡った先の精肉店で焼き鳥肉(ねぎま)を買う。そこへ葉加瀬太郎似の床屋の息子さんが入ってきた。

 私に気づかないふうだったので、「○○さん」と声をかけた。そうしたらびっくりしたように顔を上げて私と認めた。私はまだ床屋さんに名を名乗っていない。だから、床屋さんは私の名を知らない。ただ、仕事先と住んでいる場所と孫がいる人だということは知っている。

 「(仕事の帰りに)散髪してもらおうと思って寄ったら店が閉まっていた」と息子さんに言ったら、「ごめんなさい、第二火曜はお休みなんですすみません」とのこと。「そうだったんですね。でも、日曜もやってませんでしたよ」と言ったけど、その返事は返ってこなかった。「明日はやってますか?」と訊いたら、「やってます」と言うので、明日改めて仕事の帰りに寄ることにした。

 息子さんとは、酒の安いスーパーでも一度お会いしたことがある。なんだか食の嗜好が私と似ているのかもしれない。もしかして今夜の晩酌は焼き鳥と焼酎お湯割だったりして。だったら私と一緒だ。 

 

【今日の一枚】マンリョウ(万両)の実。

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 万両の実が赤く色づき始めると季節はもう冬。縁起物で正月の飾り物に使うというが、私は飾ったことがない。庭にうじゃうじゃ生えてるんだもの、飾る必要ないさ。

 

【書】「災禍」さいか(No.508)

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 「わざわい。災難。災厄(さいやく)。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「災」は、巛(さい)と火とを組み合わせた形。巛はもと〓1(さい)に作り、水流(巛)がふさがれてあふれ流れることをいう。巛は水災、洪水の災難(わざわい)をいい、それに火を加えて火災をいう。のち災は水災・火災だけでなく、すべての「わざわい」をいう。→白川静『常用字解』

 「禍」の音符は咼(か)。咼は、〓2(か=人の上半身の残骨)に口(さい=神への祈りの文である祝詞を入れる器の形)をそえて、禍(わざわい)を祓(はら)うことを祈るの意味となる。→同

〓1↓

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〓2↓

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【タイムラプス】11月10日(火)5:31〜7:14の伊豆長岡の空。26秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1326427082776338435?s=21