いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春光を木漏れ日として身を揺らす(あ)

なんだかんだいって、孫との疎開生活も一週間を過ぎた。その間も新型コロナウイルスの勢いは衰えを見せず、「緊急事態宣言」はとうとう全国に拡大された。

孫との暮らしの中で、何がいちばんの苦労かというと、毎日の朝、昼、晩の食事である。孫にひもじい思いをさせない、ということである。

私の場合、朝はもっぱらホットサンドにインスタントスープで済ますのだが、今日は「ホットサンドは飽きた」と孫娘に言われ、食えるだけでもありがたいと思え、という言葉をぐっと飲み込んでご飯を炊く。

昼は昼で、「お昼は何にするの?」と訊いてくる。これまた、あるもので食えと突っ放したくところをぐっとこらえて、ラーメンでも作るかと優しく言う。

晩ご飯は、さすがに一日のメインとあって手は抜けない。少し手の込んだものを作ろうと張り切る。が、これも八日目となれば持ち駒も尽きて、今日なぞは、昨日作った餃子の餡(あん)の余りをピーマンに詰めてフライパンで焼く。ピーマンを使い切ってなお余った餡を今度は冷蔵庫にあった油揚げに突っ込んでこれも焼く。

我ながら油揚げはヒットだと思ったが、孫のウケはいまいち。

さてと、明日は何を作ろうかと考えて、世のお母さん方はこれを一生続けるんだという思いに至り、お母さんの偉大さを改めて思い知るのである。

 

【今日の一枚】ハンモックで遊ぶ孫。

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ぽかぽか陽気に誘われてか庭の草むしりが嫌になったか、たぶんその両方だろう、孫娘にせがまれて小屋からハンモックを出した。

孫娘はハンモックを揺らしながら、「上の方がよかったな」と言う。「上の方」とは、二階デッキのこと。

ハンモックはベトナム製で、4年前にヤフオクで購入した。購入した頃は孫どもも目方はそれほどでもなく、二人が一度に乗ってもどうということはなかった。

が、次第に目方も増えてくると、ハンモックを結(ゆわ)えてあったデッキの支柱も、揺らすとみしみし軋(きし)むようになり、支柱保護のためにやむなく庭に下ろすことにした。

今は柿の木と金木犀の木に結えつけられ、若葉がさわさわ揺れるけれど、幹が折れる心配はないから、安心して見ていられる。

もともと、これ、私が木漏れ日を浴びながらくつろぐためにそうしたのだが、今ではすっかり孫の遊具になっている。

 

【タイムラプス】4月16日(木)5:29〜7:37の伊豆長岡の空。26秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222619848787096/?d=n

撮影中、孫娘にいたずらされ、その部分をiMovieでカットした。それで、実際に撮ったのは32秒の動画だが、26秒に縮まった。