いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

小六月吾妻鏡を繙けり(あ)

【きょうの一枚】ロケ現地で草鞋を履かせてもらっているところ。

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 朝6時に市内の某所に集合し、そこでカツラをつけ、多少のメイクを施し、「下人」の服装に着替えてマイクロバスに乗る。
 約1時間ほどマイクロバスに揺られ、着いたのは峠を越えた伊豆の東海岸。
 着いた早々、現地で待機していた小道具のスタッフから肉足袋と草鞋を渡される。
 肉足袋とはなんぞや。穏やかな時期は裸足に草鞋を直接履くが、寒い時期は肉足袋というものを履いて、その上から草鞋を履くのだそうだ。一種の寒さ対策ですね。
 肉足袋は、普通の足袋と同様、踵に爪が着いていて、それを引っ掛けて装着するのだが、これがすこぶる履きにくい。でも、それで寒さがしのげるのなら御の字で、無いよりはましだ。
 草鞋は初めて履いた。これまた不便な履物で、昔の人はよくぞこれで長旅をしたものだと、妙に感心してしまう。ちなみに言っておきますが、草鞋は踵から履きます。まず踵を固定して、それから親指と人差し指の間に縄紐を通すのが正しい草鞋の履き方だそうです。小道具のスタッフさんにそう教えていただきました。そんなことも知らずにこの歳まで生きてきたのか。
 これでようやく源範頼軍の「下人」となり、ロケ現場の岩場へ移動。
 役をいただいた俳優さんも何人か現地に来ていたけれど、どなたが来ていたかは今は言えない。テレビ放映が終了するまで言ってはいけないことになっている。ただ、撮影途中で、現場を通過した伊豆半島ジオパークの講習会一行に、講師らしき方が、「ただいま下で撮影しているのは、来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のワンシーンです」と暴露していたから、それくらいなら隠すこともなかろうとここに載せることにした。


【書】「司政」しせい(No.900)

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 「地方の政治をつかさどること。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「司」は、〓(し=「司」の「口」を取り除いた部分)。〓はおそらく祭祀(さいし=祭り)のときに使用する器。口(さい)は、神への祈りの文である祝詞を入れる器の形。司は祝詞を唱えてお祈りするときの儀礼を示す字であろう。そしてその儀礼をつかさどる人がそのことに従事するので、司は「つかさどる」の意味となる。
 「政」の音符は正(せい)。正は城郭で囲まれている邑(まち)を攻めて征服するの意味で、征服地の人々から税をとることを征という。攴(ぼく=攵)は、うつ、むちでうつの意味である。政とは征服した人びとに税を出すことをむちで強制することをいう。


【ディジタル画】伊豆・城ヶ崎海岸(No.342)

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 久々の風景画。

 城ヶ崎海岸は伊豆半島ジオパークの一つに数えられる景勝地。荒波が岩肌に砕け散る図をイメージしたが、なんとも穏やかな冬凪の画になってしまった。実際に、きょうの海岸はほぼ無風で、波も穏やかだった。
 今回は「漫画ブラシS」を使わず、輪郭と彩色に「Gガッシュブラシ」を使い、字を「いつもの手書きペン(カヌレ)で書いた。 


【タイムラプス】12月2日(木)13:47〜16:20の伊豆長岡の空。38秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227459577457288/?d=n


【新型コロナ】12/2(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→121(前週同曜日比 +48)
重症者数→43(前日比 +2)
累計死亡者数→18,361(前日比 +1)