いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

寒禽や図書館の窓開け放ち(あ)

 きょうから師走。一年の最後の月。あと一月も寝れば新しい年を迎えることになる。ほんと、あっという間だね。
 最近は「絵本という表現ジャンル」のことばかり考えている。
 それで、きょうも図書館へ行った。行って、柳田邦男著『大人が絵本に涙する時』を読み、一部をEvernoteに打ち込んで保存した。
 「絵本という表現ジャンルは、実は子どもだけのものでなく、年齢や世代を超えて共有できるものなのだ。ユーモア、機智、悲しみ、別れ、思いやり、心のつながり、支え合い、愛、心の持ち方、生き方など、人間として生きるうえで大事なものを、深く考えさせられる。お説教や道徳教育の類のものではない。洗練された簡潔な文章と絵と肉声(朗読)の共振によって、物語の世界が立体感をもって創り出される。ゆっくりと読み、繰り返し読むことによって、あたかも水彩絵具の色が紙の上にじわーっと広がり浸みていくように、心の中に気づきや共感や納得感が湧いてくる」
 と柳田邦男さんは書いている。
 「あたかも水彩絵具の色が紙の上にじわーっと広がり浸みていくよう」な、画と文のコラボ。これが私の目指す「絵本という表現ジャンル」です。
 ことしは無理だったけど、せめて来年こそは一冊ものしたいですね。生きているうちの時間はそれほど長くない。


【きょうの一枚】ジョウビタキ。

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 市立中央図書館前の植え込みから出てきたところを、間髪を入れずパシャっ。
 最初は寒雀だと思ったが、雀ならもう数羽いそうなものだ。植え込みから飛び出してきたのはこれ一羽だけだし、腹の毛も橙色で、黒い羽に白い斑点らしきものが見えたのでジョウビタキだと判断した。
 それにしても、野鳥はちょこまか動いてじっとしてないから、ほんと、撮影するのに苦労する。きょうのはだいぶピンボケだけど、撮影できただけでもありがたいとしておこう。


【書】「 矢服(箙)」やふく(No.899)

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 「えびら。矢を入れて背に負う道具。やなぐい。矢壺(しこ)。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「矢」は、矢の形。矢は神聖なものとされ、たとえば誓約のときにそのしるしとして矢を用いるので「矢(ちか)う」というよみ方がある。矢を折ることは誓うときの所作(しぐさ)であった。
 「箙」は、竹と服(ふく=身につける意)とで、矢を入れて背負うものの意。


【ディジタル画】大泉洋(No.341)

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 来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、源頼朝役を演じる。
 面長に口髭を生やしたら頼朝に見えてくるから不思議。目つきがとろんとしていて、いかにも頼りなさげだが、意外にご本人は猜疑心の塊のようなお方だったのかもしれない。
 輪郭を「漫画ブラシS(シンプルGペン)」で、彩色を「Gガッシュ」で、 字を「いつもの手書きペン(カヌレ)」で書いた。


【タイムラプス】12月1日(水)7:22〜8:56の伊豆長岡の空。23秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227455905245485/?d=n


【新型コロナ】12/1(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→121(前週同曜日比 +48)
重症者数→43(前日比 +2)
累計死亡者数→18,361(前日比 +1)