いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

石楠花や出湯の宿の風呂灯り(あ)

 今日はクラスでお別れ会。
 前半は、「ハリーポッターと愉快な仲間たち」というビデオの上映会。8ヶ月もの間撮りためたビデオを担任の先生が編集し、それを今日の上映会につなげた。校長先生、教頭先生、保健室の先生、相談室の先生と生徒、学習支援の先生が見にきてくれた。もちろん、私もクラスの子も自分たちが映っているビデオを見るのは今日が初めて。
 果たしてできるんだろうか、3月の上映に間に合うんだろうかと懸念されたビデオだが、なんとか間に合った。それは担任の先生の情熱と子どもたちの献身的な協力があったればこそ。
 その間、私もずっと付き合ったけど、子どもたちからは「もういやだ」とか「もうやめよう」とかいう否定的な声は一切聞かなかった。逆に、担任の先生がいなくても、「ここはこうした方がいいんじゃないか」とか「もう一度撮り直そう」とか、前向きな意見ばかりだった。その度に、この子たちってすごいなと思ったものだ。
 私も、台本にはないアドリブを連発したことを今では懐かしく思い出す。26分の作品にまとめた編集も大変だったでしょう。それでなくてもお忙しかったでしょうに、担任の先生、お疲れ様でした。
 お別れ会の後半は、ショートケーキ作りとピザ作り。ケーキのスポンジとピザの生地(10個)は担任の先生が休日を利用してご自宅で作られたとか。女性のきめ細やかな配慮が随所に見えて、男性の担任だったらこうはいかなかったでしょう。ビデオ作品にしろケーキやピザ作りにしろ、何よりご本人が楽しんでいるふうだった。たぶん、その勢いが子どもたちにも乗り移ったんだと思う。子どもたちもいい顔してました。
 プレゼント交換の段になり、それぞれ持ち寄ったプレゼントが、輪になった子どもたちの手から手へ移動していく。その紙袋の感触で、私の用意したプレゼントがなんであるか2、3順目で見破られ、早速「いらねえ」「欲しくねえ」と言う声が飛び交う。私が用意したのは、直筆の漢詩「偶成」をしたためた砂時計だったが、これが不評だった。ある子には「センスない」とも言われる始末。心を込めたんだけどなあ。いいさ、10年後20年後にでも私の心が伝われば。


【今日の一枚】一二三荘のシャクナゲ(石楠花)。

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 「シャクナゲ」と言えば、♪夏が来れば思い出す 遥かな尾瀬♪だが、今年の一二三荘のシャクナゲは、桜が咲く前に咲き始めた。


【書】「昏暴」こんぼう(No.631)

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 「道理に暗く、乱暴なこと。また、その人。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「昏」は、もと、人の足もとに日が落ちたさまで、日ぐれの意を表す。のち昏の字形となる。→『旺文社漢字典』第2版
 「暴」は、日と獣の死骸の形とを組み合わせた形。獣の死骸が太陽にさらされている形で、「さらす」の意味となり、さらけだすことから「あばく」の意味となる。→白川静『常用字解』


【タイムラプス】3月18日(木)5:41〜7:12の伊豆長岡の空。22秒。

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【新型コロナ】3/18(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→1,534(前週同曜日比 +221)
重症者数→335(前日比 −2)
累計死亡者数→8,732(前日比 +43)