いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蚊遣りの火つけて土産の紐ほどく(あ)

【今日の一枚】小豆島の土産「醤油豆」。

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隣家に配った土産と同じやつ。今日の晩酌に袋を開けて食ってみたら、酒のつまみには少し甘味な気がした。でも北隣の奥さんは、お国帰りのお土産に、めちゃくちゃ甘いインスタントコーヒーをくれる人だから、奥さんにとってはちょうどいい甘さかもしれない。

 

【書】「象」ショウ・ゾウ・ぞう・かたち(No.208)

▼甲骨文

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▼金文

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象の形。甲骨文に「象を隻(え=獲)んか」と占っており、また「宮を爲(つく)る」とあり、殷の時代にはその領域の内でも、象を捕獲して土木工事に使っていたようである。象の鼻の先に手を加えた形が為(爲)で、象を使役(しえき)するの意味となる。紀元五世紀〜六世紀頃にはまだ長江北岸の地にも象が棲息(せいそく)していた。(後略)<『常用字解』より>

動物の象形文字は、甲骨文も金文も、書いていて楽しい。

昔むかし、flashで漢字クイズを作り、それを学校説明会の折に見せて、「さて、この動物は何でしょう」と質問してほぼ100%正答したのがこの「象」だった。鼻の造形からして、間違えようがないよね。

 

【温泉】水晶苑。

大きな栗畑氏に4子で●●、5子で●の3連敗。5子は自分から願い出た。4子で2連敗し、4子ではとても勝てる気がせず5子で勝って調子を取り戻そうと思った。のだったが、結果的に5子でも負け。要するに、下手くそ、ということですね。

大きな栗畑氏が私との3局を終えて、「jijiroさんは、あそこにいる、この前の人とやりな。私はこの人とやる」と言う。この人とは、後から来て私たちの碁を見ていた名古屋鬼瓦氏のことである。あいつはどうした、こいつは今どうしてるという話しぶりを聞いていると、大きな栗畑氏と名古屋鬼瓦氏とは、どうやら中学校の同級生らしい。

栗畑氏に言われてこの前の人のところへ行くと、この前の人は長机を挟んで奥さんらしい人と向かい合い、本を開いて熱心にノートを取っていた。長机には何冊か本が積まれ、その中に『文藝春秋』の表紙が見えた。私には『文藝春秋』を読む人と『アエラ』を読む人は教養人だと思い込む偏見があって、そんな俗な私が「碁をやりましょう」と声をかけていいものかどうか迷った。

なんてことはこれっぽっちもなく、(そんなのは家でやって)せっかく来たんだから碁のお相手をしていただきましょうという気持ちをにじませながら声をかける。

そうしたら、二つ返事で「では、お願いします」と立ち上がった。それがなんだか、『児のそら寝』の児のようで可笑しかった。きっと現役時代は真面目で律儀な先生だったんだろうな。

こうして、この前の人=イニエス谷先生(ヴィッセル神戸のイニエスタ選手似の元教員の意)に声をかけて互先の白番で2局打つ。そう提案してくれたのは大きな栗畑氏。私とイニエス谷先生とのこの前の対局から、棋力をそう判断したらしい。

イニエス谷先生との1局目は中押し勝ちを収めたが、2局目は、すでに対局を終えた上段者の、岡目八目の碁指導の様相を呈した。なぜそんなところへ打つ、もっと他に打たなきゃいけないところがあるら、などと石を打つごとに外野からあれこれ指示が飛ぶ。そうなるともう、碁は全く楽しめなくなってしまう。もちろん、応援はもっぱらイニエス谷先生への一方通行で、私への応援は皆無。多少の不満はあるものの、応援が一方的なのはそれだけ私の棋力を上に見てくれる証左だと、前向きに受け止めることにした。

 

【タイムラプス】8月9日(金)7:23〜10:06の伊豆長岡の空。20秒。

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