いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

石蕗の咲きしばらくは庭明かし(あ)

美術の時間、土曜にちょん切ったアケビの蔓と、日曜にいたずら小僧二人と拾った松ぼっくりとどんぐりを先生に届けたら、たいそう喜んでくれた。
ガラ袋に詰め込んだアケビの蔓は葉がついたままで、その匂いが袋の口からぷうんと青臭く漏れていた。
袋をベランダに出し、前作の青田石の彫刻を仕上げた3人と私で蔓から葉っぱを取っていく。と、その作業をしているそばで、やり方も何も説明しないうちから蔓で器用にリースを仕上げた子がいてびっくり。訊くと、小学校でやったことがあると言う。
美術の先生もその器用さに驚いて、すごいすごいと言うと、今度は輪の形をうまく作れない子がむくれてしまった。子ども心にもライバル心を燃やしているらしい。自分の作ったリースを先生が褒めてくれないことに苛立っていた。
ベランダに散らかった葉を箒で掃き集め、ゴミ袋にまとめると、知らぬ間に褒めてもらえなかった子のリースがゴミ袋に捨てられてあった。ライバルと目する子が褒められ、自分は褒められなかったことがよほど面白くなかったのだろう。
授業の終わりの挨拶をした後で、美術の先生がゴミ袋にリースが捨てられてあるのに気づき、これを自分がもらっていいかとその子に訊いたが、返事が帰ってこなかった。でも、もらっていいかと言われて、その子が損ねた機嫌も幾らかは戻ったのではないかな。
昨日と同じく、昼にグランドでボール蹴りをしたが、その子はグランドに出てこなかった。美術の時間のわだかまりを引きずっていたのかもしれない。なかなかに、この時期の中学生の心の有り様は、難儀じゃのう。


【写真】庭のツワブキ(石蕗)の花。

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ツワブキは庭のいたるところに自生している。今年小屋を建てたあたりは、特にツワブキの群生していたところで、この時期になると毎年テカテカした緑の葉の脇から花軸を伸ばしていたものだ。
あまりうじゃうじゃ生えると鬱陶しいが、玄関アプローチにぴょこんと咲く程度なら見た目も悪くない。ここしばらくは黄色い花を楽しめそうです。


【温泉】一二三荘。
枝雀氏に、「その後、蕎麦打ちはどうかね」と訊かれ、「まだ、やってません。頼んだ粉が明日届くので、それが届いたら試しに打ってみようと思います」と返す。
粉は有効期限が迫るポイントを利用して通販で買った。試し打ちは今度の日曜にやろうと思っている。日曜は孫が来るんだか来ないんだか判らないが、来たら、試食をしてもらうつもり。孫が蕎麦好きになるか蕎麦嫌いになるかの、天下分け目の試食会だ。


【タイムラプス】10月23日(火)5:38〜7:23の伊豆長岡の空。26秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217719109671681/