いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

一輪の梅古宿に気品挿す(あ)

今日は一日、パソコンに向かって確定申告の準備。とりあえず今日は「医療費集計フォーム」をダウンロードして病院の領収書を確かめながら金額を入力した。
税務署からは「譲渡所得内訳書」がまだ届いていない。電話に出た人が郵送すると言ったのは2月21日(水)だ。申告期間中なのですぐに送ってくれるものとばかり思っていたが、今日もポストに入ってなかった。入ってたのは葬儀屋のパンフレット。ろくでもない。
譲渡所得内訳書が届いたとしても、それに記入して、結局は税務署へ持って行かなければならない。平日は休みが取れないと言っているのに書類を税務署(厳密には申告会場の商工会議所)へ持って来いとはあまりに御無体ではないか。
何としてもパソコンのみで手続き完了まで持っていかなければいけない。そこで、e-Taxの作成コーナー(トップ画面)から「入力例」のページに入る。すると「土地建物等の譲渡所得等関係」の欄に、3種類のPDFファイルがあった。「一般の譲渡・編」と「マイホームの売却による譲渡益・編」と「マイホームの売却による譲渡損・編」の3種類。が、私の場合、そのどれに該当するのかがよく判らない。
先日電話口に出た人は、譲渡損の特例が適用される可能性がある旨を言っていたので、まずは「譲渡損・編」に当たってみた。が、説明を読んでいくと、どうもそれは、売却した額を元に新たに売却額を超える額で土地建物を購入した場合のことらしく、それだと私の場合当てはまらない気がする。マイホームを購入した25年前当時の額と比べたら去年の売却額はそれよりはるかに低いわけで、電話の人はそこに特例の可能性をほのめかしたのだが、果たしてそれは譲渡損と言えるのかどうか。私には判断しかね、知っているだれかに相談したいのだが、相談できるのは今のところ税務署しかない。しかし、税務署は土日は休み。相談するとしたら平日の仕事を一日休むしかないのである。

【写真】一二三荘の一輪挿しの梅。

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最近行く湯屋はほとんどが一二三荘で、あやめ湯へ行く機会はめっきり減った。あやめ湯の人情も捨てがたいが、今は一二三荘の泉質の良さを優先している。
今日、上がり框の衝立の前に一輪挿しの梅が置かれてあった。一昨日は確かなかった(と思う)。女将さんが活けたのだろうか。どこか気品が漂う。
梅は風呂場の窓の外にも見える。薄暗がりの坪庭にいい枝ぶりの白梅がポッと咲いている。坪庭は竹垣で目隠しされ、そのすぐ後ろを伊豆箱根鉄道が車輪を軋ませて走る。線路はここから大きくカーブして大仁駅を発着するので電車のスピードは緩やかだ。これがなんともローカルな感じで味がある。
撮った写真を見て、衝立にホームページのURLが書かれてあるのに気づいた。いつも利用する勝手知ったる湯屋だが、どんなホームページか興味が湧いてアクセスしてみた。
すると「旅館概要」の「ご挨拶」に、「最近では伊豆ツーリングのベースキャンプとしてバイカーのお客様にもお越しいただいております」とあり、ハーレーが約10台が駐められるガレージの写真が載っていた。
また、メニューに「若旦那のブログ」があって、ついでに覗いたら、玄関の看板を背景に愛車と撮った記念写真がずらずら出てきて、バイカーにも人気の宿だと初めて知った。
創業は大正初期で現在のご主人は四代目という。大正初期とだけ書いてあって具体的に何年かは書いてないが、もし大正6年だとしたら、伊豆箱根鉄道が創設した年と重なる。伊豆箱根鉄道創設当初の終着駅は大仁駅で、修善寺駅まで延伸したのは7年後の大正13年である。初代のご主人は鉄道が大仁駅まで全通したのを機に創業に踏み切ったのかもしれない。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】2月25日(日)6:23〜8:42の伊豆長岡の空。34秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215677755759109/

【歩数】569歩。