いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

恬淡を標となすや初詣(あ)

昨日寝る前に、デッキから初日の出を見るぞと孫に言った。
伊豆の初日の出は6:52だから(ネットで調べた)、普通に起きてもたっぷり間に合うと思っていたら、孫がなかなか起きてこない。
いや、孫娘は一度6時前に起きてきた。起きてきて、薪ストーブに当たりながらブログを書いている私に、iPadのパスワードを打たせてからまた2階に上がった。
布団にくるまって日の出までYouTubeをやろうという魂胆かと思ったが、日の出の時刻になっても孫は布団から出てこない。ようやくママと一緒に2階から下りてきたときは、7時を優に過ぎていた。
というわけで、孫と一緒にデッキから初日の出を拝む希望は叶いませんでした。
朝食を摂りながら、「初詣はどこに行くの?」とママが言う。初詣に行く気などまるでなかった私はとっさに地元の広瀬神社の名を挙げる。するとママは、「せっかくだから三嶋大社に行きたい」と言い出した。
ではそうしようと、久々に狩野川の土手を歩いて伊豆長岡駅へ向かう。吉祥初富士がきれいだ。お気に入りのスポットからは逆さ富士も見え、水鳥が逆さ富士を舐めるようにすまし顔で泳ぐ。
ああ、なんてのどかなんだ。こんな穏やかな元旦を迎えられることをありがたく思いながら、今年もいい年でありますようにと祈らずにはいられない。
三島田町までの電車は初詣客で混雑していると思いきや、ガラガラに空いていていささか拍子抜け。
しかし三嶋大社に着けば、さすがに人人人で、鎌倉の鶴岡八幡宮ほどではないにしろ、本殿までたどり着くのにひと苦労。孫どもの目はたちまちずらり並ぶ屋台に奪われ、あれ食べたいこれ食べたいと勝手放題を言う。
ああ帰りにねと適当なことを言いながら、本殿の幅に設置された巨大な賽銭箱にたどり着き、硬貨を投じて手を合わせる。そして、すぐに後ろの人に最前列を譲って気がついた。しまった何も願いごとを伝えてなかった。
でもいいさ、人生はなるようにしかならないのだから、自分がなるようにしていけばいい。
欲をかくから損をする。端から欲をかかなければ損もしない。損をしたくなければ欲をかかないことだ。
よし、今年の目標は決まった。「恬淡」だ。新しき年の始めの初春の恬淡として目標定む。これで行こう。
今日のブログ、まさか「恬淡」という言葉が導き出されるとは思ってもみなかった。その導きもブログを書いていればこその効用ですね。
今年もどんどんブログを書いていきますので、ほどほどにお付き合い願えれば幸甚です。

【写真】三嶋大社のおみくじ。

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お兄ちゃんは「大吉」、孫娘は「小吉」。だけど、あなた任せにならないようにね。自分の努力で「吉」を呼び寄せるんだよ。

【温泉】一二三荘。

【歩数】10,624歩。