いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

青嵐人生始発折り返し

普段Googleアラートを使ってアニメーションに関する情報をメールで見ている。見るといっても大概はちらっと見る程度ではあるが。それで先週送られてきたメールに興味深いものがあった。マルチプラットフォーム対応の2Dアニメーション作成ツール「Sysfig Studio 1.0」がリリースされたという。何はともあれサイトにアクセスしてサンプル作品を見てみた。一巡りして、へええオープンソースでこんなことまでできるんだと驚いた。こんなの作ってみたいなあと思うようなシーンもいくつかあった。しかし、次に見た操作のビデオで、これはたぶん私の手に負えないソフトのような気がした。作業が細かすぎる。時間がかかりすぎる。今後一年かけて操作をマスターしたとして、その後のアニメ制作に費やされる膨大な時間を思うと頭がくらくらする。私にはせいぜいflashが関の山だ。そのflashとて4世代前のやつだ。この年で気負うのはよそう。身の丈がいちばんさ。それはそうと、さてそれをいつから手がけるかだが、う〜ん、それは今のところ私にも分かりません。

徒歩7,202歩。

写真は、修善寺駅ホームから見た勤務地。正面の山の中腹に見える切妻屋根が体育館。新緑にすっぽり覆われた左側にかろうじて顔をのぞかせているのが教室棟。車道は写真右手から大回りするが、生徒は樹間のジグザグの近道を歩く。私もそうする。この道は狭いから二人並んで歩けない。上り切った坂の上から見下ろすと、登校風景はさながら蟻の行列のごとくである。

この風景は私が高校まで過ごした青森の、雪の登校風景とそっくりで、知らず懐旧の念が湧く。踏み固められた肩幅の雪道を校門から昇降口まで黙々と歩く。誰も追い越そうとしない。始業のチャイムが鳴っても慌てない急がない。律儀に一列を保つ。この雪じゃしょうがないよなという暗黙の了解が生徒にも教員にもあった。実におっとりした時代だった。

この写真を撮影したのは先週木曜の仕事の帰り。修善寺駅に着くと折しも特急踊り子号が到着したところで、大きなトランクをガラゴロ引きずった観光客が改札出口に列を作っていた。欧米人ふうの家族連れや中国語のグループもいた。外国人観光客は箱根あたりで止まって伊豆まで足を延ばさないと思っていたが昨今はそうでもないらしい。(あ)

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