いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

カタバミのそよぎローカル線軋む

藤沢から修善寺へ出勤。三島駅で7:34発の修善寺行きに乗り換える。下りなのに相変わらずの混みようだ。中に弓道の弓を持った高校生が数人いる。昨日の日曜に大会でもあったのだろうか。

4月も下旬となれば、これからゴールデンウィークに向けてインターハイ予選が各地で繰り広げられる。私が定年一年前まで勤めた神奈川県は、鉄道での移動が割と容易だから、どこの試合会場になろうとその前の日に移動を済ませておくということはなかったが、東西に長い静岡県ではどうだろう。試合に行くのに一泊することはあるのだろうか。

私が高校時代を過ごした青森県では、試合の前の日に旅館に宿泊することは、ある一年を除いて常だった。青森県インターハイ予選は、青森市弘前市八戸市と試合会場が年毎に移っていく。今年が青森市だったら翌年は弘前市、翌々年が八戸市という具合。私の高校は青森市にあったから、会場が青森市に当たった年は宿泊はしない。

高校3年の試合会場は弘前だった。2対2の引き分けに持ち込まれ、まさかの抽選負け。当時はPK戦で勝敗を決することはしなかった。同点に追いつかれた2点目の失点は明らかに私のミスだった。多分それは共に戦ったイレブンも感じていたところだったと思う。でも誰も私を責めなかった。そのことがその後もずっと私の中でくすぶり続けていて、このままでは終われないという気持ちがあったから大学でもサッカーを続けることにしたのだと思う。

またまた話が横道にそれて思い出話になってしまった。それで電車で弓を持っていた子が、実はそのまま修善寺まで私と一緒だったという話。

長岡南浴場(17:00)3→1人。徒歩7,797歩。

写真は、ベニカタバミ越しに見た伊豆箱根鉄道。花は線路脇にある畑の隅に咲いていた。この畑は、高台にある校舎へ通じる農道と線路に挟まれていて細長い。農道に沿って小川が流れるが、多分に生活用水が混ざっているようで、やや濁っている。裾をまくって足を浸す気になれない。三島のせせらぎとはずいぶん趣が異なる。この流れが狩野川に注ぐとたちまち清流となり鮎を育てる。鮎は川床の苔を食べるから、そういう点では苔に栄養を与える生活用水はある程度必要なのかもしれない。(あ)

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