いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

イエグモの徘徊

夕方、風呂から帰ってきて食事の支度をしようとしたら、ガスコンロの脇からイエグモが這い出てきた。足まで入れた長さは5センチくらいか。このイエグモ、正式にはアシダカグモというのだそうで、大きいのだと13センチにもなるという。CD一枚分の大きさだ。そんな馬鹿でかいのにはまだお目にかかっていないが、イエグモ自体は最初からこの伊豆の家に生息していた。元来、クモが苦手な私としては、片っ端から駆除したいと思ったりもしたが、イエグモがゴキブリを食べるという話を聞いてから、それならばと放っておくことにした。イエグモはクモとはいえ網の巣を作らないから、放っておいてもどうということはない。見た目は好きになれない形だが、ゴキブリを食ってくれるのであればこちらとしてもありがたいことではある。
しかし、イエグモが本当にゴキブリを食べるかどうかは、見たことがないので分からない。ゴキブリは先月にニ度ほどうろついているのを見かけた。足を除いた胴体の大きさはゴキブリの方が断然大きいから、イエグモがゴキブリに襲いかかるというイメージがどうしても浮かばない。シロアリとかダンゴムシとかなら分かるけれど。
それにしても、梅雨に入ってからイエグモの動きが随分活発になってきた。元々イエグモは夜行性で、昼は家具の陰などの暗いところに潜んでいる。夜になってちょろちょろ徘徊し出すのだが、夜中にトイレに立ったときなど、床に大きなシミのように静止している場面に出くわすことがある。というか、このところ毎日そういうことがあって、その度にビクッとしてしまう。あるときは、流しの下に一匹、食器棚の下に一匹、トイレ前に一匹と、三連発を食らったこともあった。ただ、こちらが足を一歩前に出そうとするとと、ささっと退いてくれるので、間違って踏み潰す心配はない。そうではあっても、クモに対する苦手意識を払拭しきれないので、害がないとは分かっていても、そのグロテスクな姿を見かけるとどうしても足がすくんでしまう。姿を見せないで、例えば、天井裏とか縁の下とかで密かに活躍してくれるといいんだがなあ。7,305歩。
写真は、三島の職場ビル6階から撮った今朝の富士山。手前に東レ三島工場の煙突が立つ。イエグモの梅雨に追われて壁伝う(あ)
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