いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

湘南海岸まで散歩

午前中に2種類問題作成を終え、昼食後、引地川沿いを湘南海岸まで散歩する。日射しはすっかり真夏で、気温も30℃と高温だったが、遊歩道をランニングする人の数の多いこと多いこと。30分ほど歩き、途中、長久保公園の植木市を覗く。お客さんらしい人が一人いたが、その人は猫を地面に仰向けにさせて、白い喉元をこちょこちょくすぐっていた。特に立ち止まって見るべき植木もなく、そのまま歩いて木陰に入る。強い日射しに目をやられたせいか、木陰はだいぶ薄暗い。水辺の木橋からすくい網で何かをすくっている親子、芝の上に腰を下ろして語らう若いカップル、乳母車のみどりごに微笑みかけるお母さんなどなど、それぞれに木陰の涼を楽しんでいる。夏は花を開かせる樹木が少なく華やぎに欠けるが、それでももう少し経てばサルスベリの時期がやってくる。街路樹のサルスベリが一挙に咲けば、街全体が華やかに彩られる。伊豆の庭のサルスベリも枝に蕾をつけて咲く準備を始めた。

湘南海岸に着いてみると、江ノ島から茅ヶ崎にかけて続くサイクリング道路は、また、輪をかけてランニングする人が目立つ。男の人は上半身裸の人が多い。小麦色に焼けて引き締まった体を汗で光らせている人は目に眩しいが、引き締まっているとはとても思えない白い下腹を、たっぷんたっぷん波打たせながら走る人は、はたから見ても「かたはらいたし」で見苦しい。走ろうという気持ちには敬意を表するけれど、湘南の海岸を上半身裸で走るには、時期尚早というか場違いの感は否めない。人のことは言えないけれど、せめてTシャツでも着たら、と言いたくなる。
それにしても、いつの間にランナーの数がこんなに増えたのだろう。聞くところによると、昨今は著名なマラソン大会は応募してもなかなか抽選に当たらないという。私の呑兵衛仲間に、マラソンに魅せられてあちこちの大会に出まくっている人がいるが、その人が確かそんなことを言っていたような気がする。私は30分、1時間歩くのはさほど苦にはならないが、走るとなるとどうも尻込みしてしまう。というか、通院の身では走るのは負担が大きすぎる。よしんば通院しなくて済む日が来たとしても、根性無しだから走ろうという気は起こらないと思う。これだけは確かだ。14,142歩。
写真は、引地川の河口。ここは既に夏本番を迎えています。飛沫あげ汀の子らの声高し(あ)
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