いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

渋柿を干す

午前8時半に大工さんがやって来た。今日は、取り外した雨戸の所に、周囲と同じ色でモルタル塗装をし、デッキの板を外して屋根にペンキを塗った。ペンキの色についてはちょっと迷ったが、これまでと同じグレーにしてもらった。去年、義兄に屋根のペンキ塗りを手伝ってもらった思い出の色として残しておきたいという気持ちが勝った。

私の方は渋柿の実を採り、皮を剥いて軒下に干した。柿の木は下の家と境する高さ3mほどの崖の上に植わっていて、実の付いた枝は完全に隣家の庭まで伸びている。その枝先を手元まで撓めながら剪定鋏で実を切り取っていく。左手で実を摑み、右手で鋏を使うから、これでなかなかボディバランスが難しい。おまけにサンダル履きときた日にゃ、柿の実採りを舐めているとしか思えない。落下して打ち所が悪かったらあの世行きだぞ。実際、作業中に軸足を落ち葉に取られて、一回だけ崖下に落っこちそうになった。それからは慎重に、無理をせず作業を進め、結局120個ほどの渋柿を収穫した。上の枝には採りきれない実をだいぶ残したが、枝も細いし梯子も掛からないのでそのままにしておいた。

皮を剥いた柿を吊るすのにバーベキュー用の長い串を使うつもりでいたら、全部吊るしきるだけの串が残っていなかった。串を買いに下のホームセンターまでバイクを走らせる。前は店舗の外にバーベキュー用品を並べてあったが、今は撤去されて替わりにトイレットペーパーが堆く積まれてあった。今どきバーベキュー用品を買いに来る客なんかいやしないよなあ。ただ、木炭は大量に積んであった。この地区は今でも木炭の需要は多いようだ。店内フロアの台所用品売り場に回って、30cmの平串50本入りを購入。序でに裏側の棚で見つけた万能干し籠も買う。この籠で柿を干している家は一軒も見たことがないが、何か使わない訳があるのだろうか。串を使わない、紐で結ばない。一番楽だと思うんだけど。

買い物の帰り、韮山の田圃を回ってみた。昨日、電車の車窓からまだ稲刈りを済ませていない田圃が見えて、稲穂と一緒に、その背後に聳える富士山を写真に収めておこうと思っていた。11月も下旬に入ろうという時期なのに未だに稲を刈っていない田圃が残っている伊豆って何? 1,709歩。 干し柿を亡き父母に喰わせたし(あ)

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