このところディジタル画を描く時間が作れないでいる。
気にはしているのだが、仕事から帰ってくると、「書」を書くのがせいぜいで絵まで手が回らない。絵を描きたいからその時間をくださいと前校長にお願いして今の職に就いたものの、実際はそうなっていない。絵が描けない分、書で誤魔化しているといった感じだ。
いや、別に書を疎(おろそ)かにしているつもりはない。が、ディジタル画一枚を仕上げるのに2時間かかるのに対して、書作品は30分もかからないから、絵を描く時間が取れない場合は、意識はどうしても書へ傾く。帰宅して湯屋へ行くまでの自由な時間は1時間ほどで、以前はこの1時間に6B(鉛筆)でトレースを描き、彩色を翌朝のブログの下書きの時間に回すということをしていた。それで、1時間+1時間の合わせ技で2時間の作品に仕上げていた。
それが、帰宅しての1時間を書に当てるようになってから、徐々にディジタル画が後回しになるようになった。一旦後回しになれば、それがずっと後回しになるという悪循環に陥り、今はディジタル画を描けないでいる。
ディジタル画とは生涯付き合うつもりでいるし、できれば書とも生涯付き合っていきたいと思う。もちろん両方とも趣味として、であるが、大リーグで投手と打者の二刀流で活躍している大谷選手のように、趣味の世界でも二刀流はできるはずだと思っている。
【今日の一枚】初めて作ったパン。
パンを初めて作った。調理講師は担任の先生。パン作りが趣味で、これまでに何度も作り、先の特別定額給付金では新しいオーブンレンジも買ったという。
作ったパンはメロンパン。場所は家庭科調理室。講師のアドバイスに従って、見様見真似で生地をこねる。
ボールに入れた小麦粉にとき卵を半個分流し、ぬるま湯を注いでこねる。さらに小麦粉と同グラムのバターをこねた生地の中にねじ入れて、バターがしっかり馴染むまでひたすらこねる。丸くしてのして丸くしてのしてを100回ほど繰り返してようやくひと段落。2台あるオーブンレンジが塞がっていたため、発酵は常温で行う。
発酵を待つ間にパンの上に載っけるクッキー生地を作る。バターを白くなるまでかき混ぜ、砂糖を加えてさらにかき混ぜ、残ったとき卵半個分を入れて鬼のようにかき混ぜる。そこへふるいにかけた小麦粉を加え、ヘラで切るようにして馴染ませていく。ほどよく馴染んだところでラップにくるみ、冷蔵庫に寝かせる。ここまでやってちょうど給食。それまで休憩なしの立ちっぱなし。水分補給もなし。クーラーは効いていたけど、いやあ、パン作りって意外に重労働なんですね。手作りパンを売りにしている店などは、開店時間に合わせるために相当朝早くから支度をしているんだろうな。
給食後は、クッキー生地を冷蔵庫から出し、8等分した固まりをラップに包んで丸くのす。最初は麺棒を使っていたが、途中で手で潰しのす方法に変えた。餃子の皮より一回り大きいやつにチョコレートやくるみの破片をトッピングしてかぶせ、表面にグラニュー糖をまぶして、オーブンでやく。で、出来上がったのが写真のメロンパン。
かぶせたクッキー生地に縞模様を入れなかったけれど、焼きあがれば自然に割れ目ができて、それはそれで結果オーライの出来。
初めてパン作りをしたけれど、準備やら後片付けやらの時間を入れたら、半日以上かかると知って、これはよほど好きじゃないとできないわいというのが率直な感想。今度、孫が遊びに来たときに一緒に作ってみたいとは思ったりするが、私一人だったら、たぶんまた作ろうとは思わないだろうな。
【書】「丹冊(たんさく・たんざく)」(No.441)
「天子が功臣に与えた朱書きの文書。転じて、書物。丹書」(『旺文社漢字典』第2版)
やはり、黒枠で囲まれた中に色をつけると、ステンドグラスのようになって、遊び心をそそる。
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】9月2日(水)4:54〜7:15の伊豆長岡の空。35秒。
https://twitter.com/aisakajiro/status/1301433831396765697?s=21