いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

花根づかせよ炎帝の静むまで(あ)

 今日こそ行こうと思って今日もやめた。三島駅での新幹線遅延払い戻し手続き&楽寿園散策のことである。

 こう暑くては外へ出る気が起こらない。ちなみに今日の静岡の最高気温は、32.3℃。あれ? 35℃を超えてないのか。でも、体感的には優に猛暑日だよなあ。

 8月に入ってからの猛暑日は一体幾日あったろう。数えてみました。9日です。真夏日(30℃を超えた日)は10日。合わせて19日。30℃を超えなかったのは8/3(月)の29.7℃だけ。もう、数字を並べただけでも熱中症になりそう。

 ところで、熱中症はかかった本人が判らないので、周りの人が注意してやることが大事だと、今朝のNHKニュースでやっていた。じゃあ、私みたいな独り暮らしの老人はどうするんだ? 周りに声をかけてくれる人なんていませんよ。そういう人は、自覚症状がないままに干からびてあの世行きってことになるのかい?

 それはどうも、死に方としては格好よくないねえ。もっとこう、自分の最期のときくらい自分らしく逝きたいねえ。

 今、「自分らしく」と言ったけど、そもそも自分らしさって何だろう。何をもって自分らしさと言うのか。貧しいながらやりたいことをやっている自分か? 嫌なことを何もかも忘れて呑んだくれてる自分か?

 う〜ん、判らない。判らないけど、どんな形であれ、いずれその日が来ることだけは判る。

 

【今日の一枚】危うし三尺あやめ。

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 移植した直後は、これでもかと水をかけてやったが、葉が黄色くなって文字通り黄信号がともってきた。いちばん手前のが唯一花をつけた株だが、残りは全部花が咲かない。この中で移植しなかったのはいちばん奥の株だけで、だから、根は切れていない。来年はこいつだけでも花を咲かせてくれるとありがたいんだがなあ。

 孫娘が、小田原へ帰る日に、砂利石で「じぃじ」と置き石してました。「じぃじ」と書いてるの、判ります?

 実はこの少し前、私がトランプの相手をしてくれないとふてくされた孫娘が、ぷいと外へ出て行ったので、何をするのかと私も後を追った。そうしたら吊るしてあったハンモックに潜ってしばらくゆさゆさ揺れていたので、私は声をかけずにそのまま家の前の道に出た。

 そうしたら、私の様子が気になったのか、ハンモックから出て同じく家の前の道に出ようとしたところに私がいたもので、罰が悪そうに慌ててハンモックのほうに引き返して行った。そして、ややあって砂利石が道にばちばち飛んできたのである。

 その時は幸い車が通らなかったからよかったものの、万が一車に石が当たっては大変と、その時ばかりは孫娘に注意せねばとハンモックに向かって走ったら、孫娘は三尺あやめの前にしゃがんで、「じぃじ」と砂利石で字を書いていたのである。

 これは孫娘ならではの仲直りの合図。じぃじは単純なので、この手のやり口にころっと参ってしまう。こうやられると、孫娘のわがままを全て許してしまうじぃじなのでした。

 

【書】「絶世」(No.430)

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 面白い組み合わせかと思ったが、書いてみてそうでもなかった。

 「絶」は「より糸」を「刀」で断ち切る図だが、より糸が軒下に吊るす干し柿に見えて仕方がない。ええ、今年の庭の渋柿はたっぷり実をつけていますよ。

 

【ディジタル画】赤い布を頬被りする老女(No.75)

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 右手で何かを摘んで口に運び、左手はその何かが入ったビニール袋のようだが、ビニール袋に見えない。ビニールはガラスコップを描くより難しい。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】8月20日(木)7:25〜9:54の伊豆長岡の空。37秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1296616998277746689?s=21